断続的寝正月

晦日っから
夜間の咳き込みがひどく、
買い置きの市販鎮咳薬を
服用したらば、
体の中心が脱力して
フワッフワのヨロッヨロ。
眠気を催す効果もハンパない。
さっすがは
悪名高き咳止めトリップ。
ともあれ。
恒例の煮しめ作りは欠かせん。
これと安カマボコを
ちまちま突っつきながら
安酒を啜るのが
これなる古ギツネ、
最高の正月なんである。
薬のせいか、
酒のせいか、
寝たり起きたり。 
起きたり寝たり。


今日は母伝来の
雑煮も作成した。
手前味噌だが、
うんめぇんだわコレが。
長年テキトーな
配分だった味つけを
不肖キツネの代にて
数値化してからは
義妹にもレシピ伝達。
こうして味は
受け継がれてゆくのねん。


ちなみに。
我が家に伝わる雑煮は
丸餅、すまし仕立て。
具は里芋、人参、鶏肉、
カマボコorなると。
餅は焼きません汁と共に煮ます。
焼いた餅を
あえて汁に沈める方法を
初めて知った時は
衝撃だったっけよ。


とにかく。
日本の味は基本的に
ダシ、みりん、醤油だよねえ。
料理により割合は変われど、
王道はコレ。
あと味噌が加われば無敵。
というワケで。
不肖キツネ、
世界中のどこよりも
米と味噌と醤油で
できた日本の男を
愛して止まぬ。
期待しとるぞペイバック。

さらば重力

思うに。
人でもモノでも
物理的に存在するナニかは
所有したとたん、
己も所有される。
重力の谷間に
引きずり込まれる。
男。
子供。
車。
不動産。
気づけば。
重力からの逃走で
積み重ねてきた人生だった。
むろん。
100%逃げおおせるのは
不可能だが、
身軽であるに越したことはない。
責任持ちたくないだけじゃね?
おうよ。
テメエひとりが
生き長らえるだけで
いっぱいなんだよ
こちとら。


まことに勝手ながら。
音楽、美術、文学等々、
物理的な質量を
持たぬにもかかわらず
ヘヴィきわまりない
世界にはどっぷり
耽溺してきた。
そのあまり。
ここ10年近くは
一切の音楽を
受けつけなくなっていた。


それを思うと、
今年は音楽リハビリ元年
だったと言えるやも。
再び
「聴いてもいいかも」
と感じる日が来ようとは。
のみならず。
すっかり御無沙汰していた
旧知のミュージシャンの
演奏を聴きに出向いたり、
思い入れのある曲を
Twitterで紹介できるまでに
回復(?)した。
まあ今後どうなるかは
わからんけどな。


来年の野望。
愛と勇気とリスペクト。
与える一方の人生は
もう終わり。
ちゃあんとペイバック
いただきやす。
五分五分。
ギブ・アンド・テイク。
いや。
四分六分。
七分三分。
願わくは目指せ
テイク・アンド・テイクだ
コノヤロー。
わーっはっはっは。

未来を買う

御用納めの28日。
大病院の
消化器内科にて
肝臓エコー検査。
そもそも。
最近頻繁に動悸がするため
近所のかかりつけ医に
相談したところ、
不整脈が出てるってんで
当院の循環器科を紹介された。
幸い心臓には問題ナシ
だったのだが、
血液検査の結果から
肝臓の精査を
勧められて消化器内科へ。
いわば紹介の紹介、
スピンオフなのである。
まぁ。
成人してこのかた
肝臓君には負担を
かけっぱなしゆえ、
ひとつ受けてみましょうや。
ってな気持ちであった。


二度目の血液検査は
ほぼ正常値。
ただ。
エコーで不明瞭な
腫瘍状のものが
認められるということで、
無罪放免ならず。
ぐえ。
何も自覚症状ないわよ。
そりゃあそうだ。
肝臓=沈黙の臓器。
とりあえず。
来月CTスキャン


まず大丈夫とは思う。
過去二度の大病でも
悪運強く生き延びた
不肖キツネである。
が。
できれば年内に
スッキリしたかったぜよ。
というワケで。
ただでさえ通院先が
少なくないってぇのに、
新年はのっけから
医者通いオンパレードの
日々となりやんす。


エコー検査に向かう朝。
最寄り駅近くの
スーパー軒先。
婦人服露店商が並べてる
商品の中に、
いっかにも
不肖キツネ好みの
赤いカーディガンがあった。
その場は「いいなぁ」と
横目で見つつ
先を急いだが、
帰りに寄ってみると
あーら。
まだ売れずに
残ってるじゃありませんか。


朝に見かけて
気になってた旨を
店のおっちゃんに伝えると
「そりゃ待ってたんだよ!」
「似合うよ!」
と笑顔。
セールストーク
わかっちゃいるけどね。
もう買う気になっているが、
一応 鏡の前で合わせてみる。
うむ。
やはり待っておったな。
服は一目惚れに限るよねえ。
はえてして間違うけれど。


服を買うのは
未来を買う行為。
最初の大病で入院する直前、
すぐには着られないのに
ちょっと無理して
黒レザーの
ライダーズ・ジャケットを買った。
「早く元気になって
コレを着てやる!」と。
今回。
ささやかな幸せの
お値段2980円ナリ。
ようし。
正月の晴れ着だ。
初詣に来て行くぞよ。

脱亜脱欧

日本が商業捕鯨
来年7月に再開。
当ったりめぇだぁよ。
IWC国際捕鯨委員会とは
名ばかり、
実態は国際反捕鯨委員会と
化して久しい。
幼い頃にさんっざん
鯨を食って育った
不肖キツネ、
何はともあれ
不当な外圧に
NOと言えるように
なりつつある日本を
喜びたい。


が。
日本を取り戻すには、
取り戻しすぎるくらいの
心構えがなければ。
何も。
鎖国時代に戻ろうってんじゃない。
要は。
衝突を恐れぬ気概である。
時にタンコブや
青アザを作りながらも、
決して引かぬ頑迷さ。
国体護持への
限りなく熱き血潮である。


日本のEEZ内で
違法操業中の中国漁船が
立入検査に乗り込んだ
我が水産庁職員12名を
乗せたまま延々半日も
逃げまどった事件。
まさに海賊の所業であり、
誘拐、監禁、拉致だろがよ。
全員無事だったとはいえ。


先般の韓国海軍による
海自哨戒機ロックオン同様、
日本人が一歩、
列島の玄関を出たらば、
大海原には
そこかしこに
悪辣きわまりない
敵がひしめいているのだ。


新たな御代における
最重要目標のひとつは
脱亜である。
が。
入欧は目指さぬ。
古来より数千年以上も脈々と
独自の歴史文化を保ってきた
我ら誇り高き
八百万神々の子孫に
何ゆえそのような
必要があろうか。


さあて。
明日は今年ラストの通院日。
月初より
飛ばしまくって
溜め込んだ
師走の疲れが
ようやっと抜けてきた。
と思ったら。
年内あと数日じゃんかよ。
どひゃあ。
あれやこれや
新年に持ち越しと
なりそうじゃな。
金縛りやパニ発作は
相変わらずであるが、
盟友ソラ君
(安定剤Solanax)の
助けを借りつつ、
どうにかこうにか
年越ししようぞ。

荒魂顕現

韓国海軍の駆逐艦による
我が海上自衛隊哨戒機への
レーダー照射。
国としての意思とすれば
立派に宣戦布告モノであるが、
軍内部の統率が取れておらず、
乗組員の一部が
暴走した可能性もある。
どっちにせよ。
一事が万事「日本憎し」、
火病持ちのお国柄。
米中露には絶対に手出しせずとも、
日本になら何をやっても
構わんと思ってるのがミエミエ。
軽自動車が圧倒的に
ナメられる
あおり運転と同じ心理である。


が。
日本人の忍耐強さを
あんまりアテにするでないぞ。
ブチ切れたら最後、
鬼神と化すのが
我らサムライの血なのだ。
いずれ。
憤怒に燃える烈士が
独断で反撃に出ぬとも限らん。
自分一人の身は
どうなってもいい、
日本への侮辱は断じて許さん!
とする鉄砲玉の出現がな。


尖閣事件の際、
やむにやまれず
ビデオを流出させた
当時の海上保安官
一色正春氏(sengoku38)のごとく。
正直。
ひそかに益荒男(ますらお)の出現を
待ちわびる自分がいる。
もはや。
いったい誰が
かの国を友好国などと
認識していよう。
国民の鬱屈と憤懣は
爆発寸前にまで来ておるぞ。


ガス抜き?
そんな段階はとうに過ぎた。
敵と認識したからには、
徹底的に叩きのめすほかない。
来年の半島情勢を
しかと刮目せよ。
新たな御代を控えて
豊葦原瑞穂国は
その荒魂(あらみたま)を顕現させる。
雄々しく。
誇り高く。
力強く。
生まれ変わる。
いざ行かん。
同胞(はらから)よ。
いざ。
いざ。
いざ。

冬至満月天長節

本日。
12月23日。
平成の御代ラストの
天長節である。
前日は冬至
太陽のパワーが甦る
この時期に
生をお受けになった
今上陛下こそは日の御子。
The Son Of The Sun。
あろうことか。
この日を
クリスマス・イブ・イブ
なんぞと称する阿呆どもが
いるようだ。
不肖キツネ、
思い立って17歳より
クリスマスを一切、
祝わない。
理由は過去に
さんっざん書いた。


14年前。
最初の大病で入院した折には、
わっざわざ
クリスマス・イブの
24日を手術日に選んだほどである。
その翌々日にはインドネシア
スマトラ島沖で
M9.1の地震津波が発生した。
この時の模様は
クリント・イーストウッド
監督による映画
ヒア アフター」で重要な
モチーフとなっている。


ヒア アフター [DVD]

ヒア アフター [DVD]


この作品は日本公開が
東日本大震災と重なり、
津波シーンが
観客に与える影響を慮って
上映中止となったのだが、
不肖キツネ、
たまたま震災の前々日に
見ていた。
盟友セラピスト、
スミカもまた同じ日に
別の映画館で見ていたという
忘れられない映画である。


こたび。
インドネシアが再び
津波に見舞われた。
原因は海底火山と
満月による大潮。
常日頃から繰り返しているが、
月の位相をくれぐれも
見くびることなかれ。


待ちに待った冬至を迎え、
不肖キツネにとっての
年内イベントは
ほぼ終わったようなもの。
あ。
28日に肝臓エコー検査が
残ってたわ。
ともかく。
太陽神の御加護を受けし
我等すめろぎの赤子(せきし)、
誇り高く生きようぞ。
すっくと立て日本。
凛々しくあれ日本。
永遠なれ日本。
弥栄。

銀幕血涙鉄拳

先日。
地上波TV放映2度目の
シン・ゴジラ」鑑賞。
映画館で見た2回と
合わせて通算4回目である。
人一倍、飽きっぽい
不肖キツネにしては
実に珍しいことじゃ。
内容については
さまざまな解釈があろうが、
この作品は戦後70有余年、
いまだ国の存亡を自力で
「決められない」日本を
実によく風刺しえている。
ゴジラとは。
日本民族における
土着的無意識の闇。
長らく抑えに抑え続けてきた
それがついに噴出顕現した
象徴とも受け取れる。


幾多の苛烈な攻撃にも
ビクともせぬ執拗さに
昨今の隣国を重ねる
向きもあろう。
このまんま
国民の鬱屈と憤懣を
放置し続けてると、
ゴジラが出現するよ。
いや。
すでに。
象徴的には出現している。
我らの血涙。
民族のDNA。
怒りの鉄拳として。


しっかし。
さっすがに1年の疲れが
ドドッと出てきたわい。
連日の金縛りに四苦八苦。
盟友ソラ君
(安定剤Solanax)の
助けが欠かせない。
首も背中もバッキバキの
ゴッリゴリ。
で。
久々にマッサージへ。
施術後タイミングが
合ったので
遅ればせながら
ボヘミアン・ラプソディ
を見る。


クイーンは偉大だ。
音楽史上に燦然と
輝くロックバンドで
あるのは間違いない。
世代的に彼らの
活躍をリアルタイムで
見知っている身としては、
演奏シーンで流れる
全曲を知っている。
全曲を歌える。


ただ。
当時の不肖キツネは
どっぷりファンでは
なかった。
正直。
クイーンって
不良じゃないんだよ。
「やさぐれ感」が
足りないんだよ。
ヤバくないんだよ。
もっちろん。
類いまれな音楽性を
持つバンドであるが。
全曲知ってる、
全曲歌える映画としては、
少し前に見た
「さらば青春の新宿JAM
THE COLLECTORS」に
より思い入れがあるわ。
あくまで個人的嗜好だよ。
あしからず。