ジャック・カロ&非日常

jazzydays2014-06-10

土曜日は大阪・願いの宮の
ももやま宮司さんが
東京においで下さったので
いつものように
取次ぎをお願いした。
詳細はHPにて。↓
http://tinyurl.com/puymuy5
帰りは上野に回って
国立西洋美術館で開催中の
ジャック・カロ展へ。
この稀代の版画家をワシは
知らずにいたんだが、
六本木ヒルズの森アーツセンターで
拾ってきたチラシに
興味をそそられた次第。
やっぱ。
捨てたもんじゃないよチラシ。
どの会場にも傾向の似た展覧会の
チラシが置いてあるから、
鑑賞者の心をヒットする確率は高い。
不肖キツネ自身、
何度もチラシがキッカケで
展覧会を見に行ってるもんな。
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013callot.html



雨に打たれつつ考える人。


で、さらに。
こたびはオマケの一押しがあった。
知る人ぞ知る中野京子氏の
「怖い絵」シリーズ第一巻、
すでに単行本で持っていたのに、
文庫版(新たな追加項目があるため)も
手に入れたらば。
解説ページにジャック・カロのことが
書かれてるじゃないかい。
こりゃあ。
もう「行け!」のサインだね。


怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)


肝心の作品はサイズが
非常に小さくって
細部を見るのがツライのだが、
そんでもフリークスと
戦争を扱った作品群は
エキサイティングであった。
道化・ジプシー・乞食など、
文化人類学的「周縁」に
位置する人間たちへの
視線は鋭いながらもユーモラスで、
カロという作者の
懐の深さを見る思い。
昼飯は館内のカフェ「すいれん」にて
魚のランチコース。



ミネストローネ。

サラダ。


同時開催中の
作家・平野啓一郎
キュレーターをつとめた
「非日常からの呼び声」は
国立西洋美術館所蔵作品から
彼が選りすぐったものに
独自の解釈をつけており、
これまた興味深かったわ。
平野なんて全然好きじゃないんだけど、
美術を見る目の確かさはホンモノだ。
素直に敬意を表します。
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014hirano.html



自家製パン。あったか&ほわほわ。

スズキのポワレ


今日は梅雨の晴れ間だが、
週末は打ち続く雨に
打ちひしがれて
仮死していた。
各種SNSにもログオンしなかったので
その間にお声かけいただいた皆様、
大変失礼いたしました&
ありがとうござんした。
m(__)m



キャラメルアイス。

不肖キツネ基本的にコーヒーは嗜みません。