DIVEZ,070313

jazzydays2007-03-13

鎌倉ダフネにて。
DIVEZの月イチLIVE。
パーソネルは。
ヴォーカル、牧野竜太郎。
ピアノ、楠直孝。
ベース、斎藤草平。
ドラムス、鎌倉規匠。


つい先月、
彼らの最高LIVE!を
体験したつもりだったのに、
今宵は、それをさらに
上回るハイクオリティ!


とりわけ、目を見張らされるのが、
ピアノの「くっき〜」こと楠氏。
私は、ふだんペダルを多用しない、
タッチが硬めのバップ系ピアニストを好むのだが、
彼は一味も二味も違う。
しっかりとしたクラシックの素地を
感じさせるペダル使い&指使い。
そして体全体からあふれるパッション!


秋田慎治ならば、
ラヴェルドビュッシーを聴いてみたいが、
この楠直孝には、
チャイコフスキーブラームス
ピアノ協奏曲を弾いてもらいたいね。


竜サンのヴォーカルも
朗々と深々と店内に響き渡る。
彼の歌声は。
誤解を恐れずに形容するなら、
有色人種特有のソウルを持っている。
滞米生活が長かっただけあって、
英語の発音は完璧にネイティブ。
さらに。
彼が書くオリジナル曲は、
どれもが逸品揃い。


平氏のベースは、
竜サン言うところの
セクシー・フィンガーズ(笑)。
テクニック、スピード、リリシズム、
すべてが国内トップクラスだと思う。
でありながら。
三十路を超えてるなんて
ウソみたいな少年ぽさが
またまた、たまらんのぉ。


規匠氏のドラムス、
今夜は特にシンバル・レガートが絶品。
力強いバスドラ、
屈託のない笑顔。
くーっ。
お姐サンのココロを
あんまりかき乱さんでくれたまへ。


デビュー当初のDIVEZは、
聴いてる側が
ドキドキ・ハラハラ、
手に汗握っちゃうような
良く言えば初々しさ、
悪く言えばアマっぽさが
あったのだが。
いやはや。
あっという間に
こんなに成長してくれちゃって。
お姐サンは心底うれしいよ。
不覚にも。
1st set の「SUKIYAKI上を向いて歩こう」で
涙ぐんじまったじゃねーの。


このレベルなら。
日本全国どこでも通用するし、
それどころか、
海外に進出したって大丈夫!
さらには。
このバンド、
4人全員=黒髪!
はい。
ここにおります黒髪フェチの
お姐サンにとっては、
つくづく罪作りな男たちなのでございます。


画像は。
またしても恒例、
食品サンプル・シリーズ。
デミタス・コーヒー、
with 空中浮揚するミルク。


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追記。
鈴木ヒロミツ逝去。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070314-OHT1T00158.htm
つい数日前、彼の歌声を懐かしく
思い出したばかりなのに。
合掌。