Ms.鈴木、Mr.鈴木

はい。「鈴木」続きでございます。
日曜の夜は、毎度おなじみ鎌倉"ダフネ"にて、
私が心底愛するジャズヴォーカリスト
鈴木道子のLIVE。
バッキングは。
ピアノ、吉田桂一。
ベース、小杉敏。
ドラムス、村田憲一郎。


このメンバーに固定してからの
一体感とグルーヴ感は目覚ましい!
あまりと言えば、あまりのクオリティの高さに、
今回もダフネのママと私、二人して
カウンターに並んでボロ泣きだよ。
なのに。
一体どうなってんだい。
この客入りの少なさは。
これほどの実力派が結集してるってのに。


終演後、道子がポツリともらしてた。
「ねぇねぇ、どーやったら、
もっとお客さん入るのかなぁ?
あたしゃ若さも美貌も色気もないし。」
ナーニをおっしゃいますやら。
ネエさん、その3つとも兼ね備えておいでだよ。
たまたま耳の悪い連中が多いだけさ。


モノホンのジャズ・ヴォーカルを聴きたきゃ、
道子のLIVEに行け。
絶対に落胆することはない。
歌モノ嫌いだったはずの
このアタシが保証するんだから、
信じていいぜ。


今宵は。
時間がないため、行こうか行くまいか迷ったのだが、
やはり"上町63"へ。
鈴木央紹(ts)&木畑晴哉(pf)のデュオ。
ほんの3曲ほどしか聴けなかったけれど、
初お目見えの木畑氏、
最高にスウィンギーなピアニストだ。
強靭なバネのごときリズム感。
大阪在住の彼、年明けからは
関東を本拠地にするそうで、
今後がヒッジョーに楽しみである。


先週末に傷めた筋肉&皮膚&肋骨は、
午後に受けたマッサージのおかげで、
幸いにして、回復しつつある。
それにしても。
金と引き換えに受けるホスピタリティ。
ありがたくも淋しい。