スタンダード立冬ナイト

jazzydays2018-11-08

立冬とはいえ、
気温高めの昨夜は
久しぶりの関内・相生町
BarBarBarにて
山辺清美+吉田桂一トリオ。
パーソネルは。
ヴォーカル、山辺清美。
ピアノ、吉田桂一。
ベース、佐々木悌二。
ドラムス、磯見博。
平日の夜にしては客入りがよく、
8割ほどが埋まる勢い。
めでたいことではないか。
清美嬢とは初対面だったが、
煽り屋ケイコ=不肖キツネの
聴きっぷりがエラく
お気に召したと見えて
イッキに友達モード突入。


自分としては、
ごくごく自然に普通に
聴いてるつもりなんだが、
ハタからは異様な
ノリノリ・ハイテンションに
見えるらしい。
あまりに清美嬢が
感激しきりなので、
長年の盟友ピアニスト桂一に
「普通だよねえ」
と水を向けると、
「うん、いつも通り」
と安定の答弁。


今回はドラマーの
磯見氏が出色も出色。
重量感とシャープな切れ味を
兼ね備えた男前なタイコに
心底、惚れ惚れ。
ふだん桂一トリオは
御年80歳の渡辺文男が
レギュラーなのだが、
んもう、
こっちのほうが断然イイじゃん。
文男ちゃんは確かに
キュートな人柄だけど、
ブラシワークが過剰なのと
音色が若干軽いんだよねえ。
これは決して
小柄な体格のせいではないはず。
広瀬潤次や安藤正則など、
小柄でも見事なパワープレイで
魅せるドラマーは
いくらでもいるもんよ。


ともあれ。
スタンダード中心に
たっぷり3ステージ。
トリオのインストも
ふんだんに聴けて
心から満ち足りた夜であった。
やっぱり
かつての庭、
関内周辺のジャズクラブは
ホッとするわ。
土地カンはあるし、
近いから行くのも帰るのも楽。
だからといって。
あの狂乱の日々には
もう戻れない戻らない。


本日は新月であり、
かつまた木星
12年ぶりに本来の座、
射手座にリターン。
さてさて。
世界は日本は
そしてこれなる古ギツネは
こっからどんなふうに
転がっていくんでありまっしょう。
気分的には
ゆるゆる行きたいんだが、
そういうワケにも
参らぬような気がするわい。