古き佳き伊太利亜飯

jazzydays2015-05-28

創業55年。
その昔。
イタ飯なんつぅ
ボキャブラリーが
なかった折のこと。
当時としては最先端を
走っていた店があった。
ソコに関しては
たっくさん読んだし、
たっくさん聞いた。
が。
今の今まで
一度たりとも行こうと
思わなんだし、
行く機会もなかった。
横浜モンとしての
プライドや反骨精神もあった。
それが。
最近とみに「あの頃」の
風俗を懐かしむ文章に触れる機会が
激増し、
やはり一度は行ってみたいと
思うにいたった。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20070710


年を重ねて
丸くなったか?
いやいや。
かえってトンガったからこそ、
こんな店にも行く気になるというもの。
食前酒は、と問われ
迷わずティオペペを頼む。
前菜はワゴンサービス。
迷うほどの種類の中から
好きなモノを選ぶ。



海の幸がいかにもおいしそうで、
ついつい温かいモノを選ぶのを忘れる。
ヒラメ、アジ、ホタテ、タコetc.
どれもイキがいい。
シッコシコのコリッコリ。
前菜全種類頼んでワインのアテにし、
そのまんまパスタも
メインも頼まず帰る、
ってなテもアリアリかと。



蟹のポタージュ。

スパゲッティ・バジリコ。


ポタージュは濃厚。
蟹肉の具もたっぷり。
バジリコのスパゲッティは
開店以来ココの名物らしいが、
青ジソ仕立ての
和洋折衷風な味わい。
ジェノベーゼやらに慣れちまった
こまっしゃくれた古ギツネの舌には
正直、少々時代遅れの感あり。
いろんなモノをちょぴっとずつ味わいたいので、
いずれもハーフポーションにてお願いする。



メインの牛肉。これまたハーフポーション


さあさあ。
まんだまだドルチェが残っておりやんすよ。
こちらもワゴンサービスの中から選択。



チェリーソース、栗風味、コーヒー風味。


伝説の店、
バブリーな店、
文化人・芸能人御用達、と
清濁あわせのむ評価を受ける店であるが、
フッツーに出かけても
全く肩はこらない。
開業当時から変わらぬと言われる
シンプルかつこじんまりとしたインテリアは
平成のこの世となっては、
むしろ素朴すぎるほどである。
リピ?
そうねえ。
何と言ってもお値段がハンパない。
佳きスポンサーがいてくれたらね。
年に数回は。
(*^。^*)