夢に浸った後は
毎度お約束通り。
嬉々とした足取りで
ダウナー状態が
やって来る。
仕方なく。
トレドミンを通常の
2倍増し服用し、
どうにか起床。
豊川稲荷に初めて
詣でたのは平成3年。
以来、毎年1、2回は
豊川〜名古屋への遠征が
欠かせぬ体になってしまった。
名古屋では
必ず熱田神宮に参拝。
いつもお賽銭用に
5円玉と50円玉を
ぎっしり詰めた小銭入れを
握りしめて行く。
夜は栄の老舗ジャズクラブ、
LOVELY でLIVEを聴くのが慣例。
今年一発目は
ベテラン・ベーシスト、
池田芳夫 率いるDADA。
パーソネルは。
ベース、池田芳夫。
アルト&ソプラノサックス、
緑川英徳(みどりかわ・ひでのり)。
テナーサックス、河村英樹。
ドラムス、江藤良人(えとう・よしひと)。
このバンドは昨秋の
横浜ジャズ・プロムナードで
初めて聴き、
激しい衝撃を受けた。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20071009
遅すぎた邂逅。
いや。
決して遅すぎはしまい。
多忙な4人ゆえ、
LIVE が実現するのは
年に数回らしいが。
これからも折にふれ、
私は彼らの音色を
追い続けていくことだろう。
ジャズ・プロムナードの際は
演奏がたった1時間。
痛いほどにエッジが立った
凄味あふれる音楽を
奏でるバンドにとっては、
あまりにも少ない持ち時間であった。
今回めでたく
2時間フルセットを
聴くことができ、
本望。
とりわけ。
ミドリーヌこと緑川英徳の
鬼気迫る集中ぶりは
尋常でない。
江藤良人いわく。
「リハの時から
おかしかった!」
のっけから熱い液体が
ボロボロ顔を伝う。
河村英樹の
猛々しく雄々しい叫び。
これぞ男の中の男。
毎度おなじみ江藤良人の
すさまじいテク&遊び心。
そして。
リーダー池田芳夫の
歌う歌う歌うベース。
凶暴かつ艶めいた
オリジナル曲の数々。
これを「夢」のスーパーバンドと
呼ばずして何としよう。
出会えたことに
心の底から感謝。
偶然にも(いや必然だろう)
春分の日と満月にはさまれた
マジカル・デイズの旅は
小さな奇跡の数々を
雨あられと
私の上に降り注いでくれた。
人生の残り時間が
どれほどの長さか知らんが。
決して忘れない。
一生。
以下の画像はすべて豊川にて。