サブカルテット@KAMOME

jazzydays2008-03-25

金魚鉢を
頭からすっぽり
かぶってる
感覚が再訪。
周囲の景色も
人々の会話も
把握できることは
できるんだが。
すべてガラス越し。
やめときゃいいのに。
「bell jar」を
旧訳・新訳・原書、
都合3回も読み直してしまう。


≪私はベッドに這って戻り、
 ふとんを上からかぶった。
 それでもまだ陽が差しこんできたので、
 枕の下に頭をうずめて、
 まだ夜だと自分に信じこませた。
 ベッドから起き上がる意味が 
 分からなかった。≫


≪一階の玄関で電話が
 鳴っているのが聞こえた。
 枕で耳をふさぎ、
 五分ほど待ってみた。
 それから枕とマットレス
 中から頭を上げた。
 電話のベルは止んでいた。
 そう思ったとたん、
 また鳴りはじめた。
  (中略)
 玄関テーブルの上に置かれた
 黒い機械が、
 神経質な鳥のように、
 ヒステリックな音を
 繰り返し鳴らしていた。≫


≪服や髪を洗わなかったのは、
 そうすることが
 ばかばかしく思えたからだ。
  (中略)
 次の日もまた
 洗わなくちゃいけないのに、
 今日洗うなんて
 ばかばしいことのように思えた。
 考えただけでも疲れてしまう。
 私は、すべてのことに対して、
 一度やったらもう
 おしまいにしたかった。≫


≪私の周りにいる女の人たちにとって
 赤ちゃんを産むことは
 なんて簡単なのだろう!?
 どうして私はこんなに母性に欠け、
 この人たちとはかけ離れているのだろう?
  (中略)
 もし、一日中、赤ちゃんの
 世話をしなくてはいけなかったら、
 私は気が狂ってしまうだろう。≫


Bell Jar, the (Faber Paper Covered Editions)

Bell Jar, the (Faber Paper Covered Editions)


ベル・ジャー (Modern&Classic)

ベル・ジャー (Modern&Classic)

 

毎日。
決まって午前4時頃に覚醒。
ソラナックス
力添えしてもらう。
ソラよ。
キミは偉大だ。
キミは頼もしい。
金縛り寸前の状況から
確実に助け出してくれる。
悪夢の続きに
おびえることなく、
安心して眠りに
戻らせてくれる。


昨晩は。
金魚鉢をかぶった状態のまま、
無理やり電車に乗る。
馬車道に着いたのは
20時を40分も回っていた。
両足が地上から
15cmくらい浮いてるみたいに
KAMOME に向けて滑っていく。
目的は my soul brother、
H°こと今出宏°率いる
サブカルテット。


パーソネルは。
ブルースハープ&ヴォーカル、
今出宏°。
エレキ&ヴォーカル、
和泉聡志。
エレキベース&各種効果音(!)、
池田達也。
パーカッション、
伊達弦


着いたらちょうど
アリゲーターブーガルー」が
始まるところだった。
他の曲目は。
「貝殻節」
「君に会いたい」
「恍惚のブルース」
本牧ブルース」
伊勢佐木町ブルース」等々
おなじみの昭和ネタに加え、
新たに。
「バラが咲いた」の
プレスリー
ロカビリー・バージョン!


マイク真木・アンソロジー

マイク真木・アンソロジー


メンバーそれぞれの装いも
見事なまでに
てんでんバラバラ。
エスノ風テキ屋シャツ。
アロハ。
学ラン。
ロックT。

さあ。
誰がどの格好か当ててみましょう。
大体、想像がつきますね。


コレで楽しくないワケがない。
しかし。
頭の金魚鉢は
全然はずれようとしない。
やっぱり帰るか。
と思ったところへ
詩人のジハンナさんが
入って来たのを認めたら
急にホッとして、
最後までいることにした。
彼女は私の知る限り。
日本で最も多くイズミの
LIVE を聴いている人だ。
彼に献呈した作品を含む詩集はコレ。↓
http://mercuri.blog119.fc2.com/?q=%C0%C4%A4%CE%B6%B8%BB%ED%B6%CA&x=29&y=2


本日は。
無礼にも当方の挨拶を
無視する不埒な輩がいたため、
即座に管轄部署へ
苦情コール。
透明人間扱いは
うんざり。
こりごり。
もうたくさん。