関内アウトロー

jazzydays2007-04-18

残念ながら。
アタクシのことにあらず。
確かに生まれは山下町だよ。
伊勢佐木町を皮切りに、
弁天通りでも水町通りでも
働いてたことあるよ。
今でも一番出没回数が
多いのは馬車道付近だよ。
だがね。
アウトロー=法に反するコトは
やってない(つもり)。
えっ?
オメエの存在自体がアウトロー
ほっとけ!
ともあれ。
本日のタイトルは一冊の
自叙伝より頂戴したモノ。


[rakuten:book:11302613:detail]


著者は山梨の生まれ。
小学校教師を志すも、
教育現場と理想とのギャップに夢破れ、
退職後に心機一転、横浜に流れつき、
徒手空拳で水商売の
シビアな浮き沈みを
身をもって体験してきた人物。


彼が馬車道どん底」の
オーナーだったとは、
これを読んで初めて知ったよ。
あの店には、しょっちゅう行ってたぜ。
名物・土鍋スパゲティで
腕を火傷した跡が
かな〜り長く残ってたもんよ。


関内はココ数十年で、
ずいぶんと様変わりした。
社用族向きの店はバブル崩壊後、
ことごとく、やっていけなくなり、
若者が安く気軽に飲める店が急増した。
が。
本気でジャズのLIVEを提供する店が
これほど集中してる地域ってのも、
そうそうないだろ。
中央線とは全く異なる文化圏。
ヨソ者は「異国情緒」とやらを求めて
やって来るけれど、
んなもん、
外ヅラよ外ヅラ!


横浜市が出してる季刊誌『横濱』を見てみな。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouhou/main/yokohama/
この雑誌の前身は「グラフ・ヨコハマ」。
面白くもおかしくもねぇ、
退屈な紙面だったんだが、
市長が中田に変わってから、
ググッと内容が向上した。
毎号、荻野アンナが下町商店街を
訪ねてはダサさの極みの
買い物をするレポートが秀逸だ。
そう。
横浜はヨソ者が羨望するほど、
オシャレでもエキゾチックでもない。

単なる生活者の街。
ただそれだけ。
画像は本日のmyコンディション。
昨日より、ちょいとマシ。
名づけて「遠慮がちに浮く箸」。