お役御免

jazzydays2018-03-10

昭和20年3月10日、
東京大空襲
炎で逃げ道をあらかじめ閉ざし、
無辜の民10万余を殺戮した
鬼畜敵国がいまや
ビッグパパの
かよわき日本。
犠牲者の霊を祀る
東京都慰霊堂に初めて行ったのは、
もう20年ほど前になる。
実はそこが何の建物かも知らず、
引き寄せられるように
敷地に足を踏み入れたのだった。
それから何度も
お参りしているが、
やっぱり呼ばれたんだよな。


北一輝
西田税
磯部浅一
山口二矢
三島由紀夫
野村秋介
平将門公。
護良親王etc.、
有名無名を問わず、
時代を問わず、
御霊たちを
祀り、
慰め、
再評価のキッカケをもたらす。
底知れぬ闇に
薄ぼんやりした光を当てる。
それが不肖キツネの
今生におけるミッション
(のはずだった)。


時には憑依もされました。
が。
そろそろお役御免でないかい。
アウェイで汗水たらしたところで、
空しいばかり。
投げたボールが
投げ返されることは
滅多にない。
ならば彼らのお膝元たる
ホームに還りたい。


それゆえ。
ごくごくたまぁに
返してもらえると狂喜します。
固有名詞が通じる。
知的財産を共有できる。
これまでが決して
無駄ではなかったと思える。
しかし。
それはそれで危険を伴う。
BPDの宿命で、
またしても依童(よりわら)化
しやすいんだわ。
結果。
疲弊しきって
星一徹さながらの
「お膳ひっくり返し」パターンがオチ。
まぁ。
つかず離れず、
一匹ギツネを貫くのが
一番っつう話だよ。