一匹ギツネ

jazzydays2017-09-23

秋分
これより太陽は弱体化。
早くも冬至
待ち遠しいってばよ。
昼飯は和風ファミレスにて
退院プチ祝い。
と言っても。
今後の治療方針は
まだ定まっていない。
ともあれ。
この病気とは長いつき合いに
なるであろう。


小学生の時分から、
空間把握力とでもいうのか、
その場の状況や要点が
瞬時に「見えて」しまい、
周囲の教師や生徒が
ワンテンポ遅れて
ようやく理解することに常に
苛立ちを感じていた。


足は遅かったが、
本を読むスピードは異様に速かった。
読書の時間では
真っ先に全課題図書を
読了してしまう。
で。
自分だけ何もやることが
なくなって手持ちぶさた。


どうして周囲と
テンポがズレまくるのか?
教師にすらトロさを
感じてしまうのか?
わからない。
わからないのだが、
もどかしい。


そこで。
自分は両親の実子ではなく、
宇宙から運ばれてきたのでは、
という今にしてみれば
幼稚かつ笑止な
貴種流離譚で子供心に
つじつまを合わせようとした。
思えば。
それが独り遊びを好むように
なった原点かもしれぬ。


大人になってからは、
さすがに「社会性」
とやらが身につき、
世渡りのために
鋼のペルソナを
構築したものの、
根っ子は変わってねーな、
と思う。
だから。
今日もひとり飲みます食べます眠ります。
この世は生きにくかった。
でも。
楽しかった。