コンビニ巫女

jazzydays2016-09-05

G20の合間を狙って
またまた北朝鮮
日本海へミサイル発射。
尖閣周辺には相変わらず
中国船がたむろってる。
もういい加減。
遺憾砲の空撃ちは沢山じゃ。
いっそ。
ミサイルが着弾するなり、
上陸されるなり、
具体的な動きが
あってくれたほうが
日本は覚醒すんじゃねーのか。


村田沙耶香芥川賞受賞作
コンビニ人間」読了。
エキセントリックだが
爽やかな読後感の
快作(怪作?)である。
いわゆる「フツー」って何だろう。
常識。
社会通念。
世間体。
しがらみ。
しきたり。


端的に言えば。
暴力である。
「フツー」の人々による
「フツー」でない人々への
迫害である。
しかしながら。
暴力を振るう側は
悪意がないどころか、
善意全開だったりするから
厄介この上ない。


善意の暴力と
どうにかして折り合おうと
努力を重ねる主人公は、
ついに無益な戦いを捨て、
己自身の立ち位置に
戻る決断を下す。
その姿は相当ズレていながらも、
すがすがしく力強い。


主人公ほどではないが、
ズレまくっている
自覚アリアリの不肖キツネ、
非常なる共感をもって
本作を読み進めた。
ラスト近くのタンカは
まさにロケンロー。
こりゃあ。
コンビニ人間」ってか
「コンビニ巫女」ですわ。
文句ナシに元気になれるよ。
そして。
お気に入りのコンビニに
きっと走りたくなるよ。


コンビニ人間

コンビニ人間