米国独立記念日である。
が。
んなこたぁ、どうでもよい。
世界遺産をめぐる
韓国の「手の平返し」、
予想されたこととはいえ、
あまりと言えばあまりの
「通常運転」っぷりに
つっくづく嘔吐感。
あらためて表明しておくが、
かの国には一生、行かない。
それと。
香港以外の中国にもな。
かつて。
ロードショー&ビデオ含め、
映画は年間百本以上見ていた。
それが今では数本がせいぜい。
それでも。
見たいと思った作品は
ストーカーよろしく
探しまくる。
必ず見る。
これは文学でも美術でも同様。
で。
見ました。
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まぁ。
映画としては凡作。
が。
不思議な爽快感がある。
ストーリーを要約すれば
四十女が若い男に
貢ぎまくった末に破滅、
となるんだろうが、
いやいや。
さにあらず。
彼女にとっては、
その若い男すら
「自由」になるための
道具に過ぎないからである。
ラストの「遭遇」は
出来過ぎの感アリ。
最終的に彼女がどうなるのかは、
鑑賞者に丸投げされたまま
終わってしまうのだが、
あれはあれでイイんじゃね?
重要なのは。
原作者および映画製作者が
そこまで考えていたかどうかは置くとして、
この作品が日本における
キリスト教への明らかな
アンチテーゼになっていることである。
たかだか総人口の1%しか存在しない切支丹。
その理由、その胡散臭さを
ストレートにえぐり出しているのだ。
日本の神々と切支丹の神とは決定的に違う。
遠藤周作「沈黙」の読後、
本作品を見たことにより、
あらためて我が国と切支丹信仰との
相容れなさを再認識した次第。
弥栄。
- 作者: 遠藤周作
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