しみじみ。
つくづく。
テネシー・ウィリアムズの
作品は心をうがつ。
彼を筆頭に、
エドワード・オールビーや
アーサー・ミラーなど、
20世紀アメリカの劇作品に
やけに心ひかれる今日この頃。
ドライでありつつウェット。
センチメンタルかと思うと非情。
何つうか。
渇いた砂に降りしきる雨の匂い、
とでも申しましょうか。
今日パラパラめくっていたのは
「やけたトタン屋根の上の猫」。
題名はまんま'Cat On A Hot Tin Roof'.
文字通り熱さに耐えられず、
始終ダンスを続けねばならない
哀れな(それでもしたたかな)
猫に似た女が主人公である。
- 作者: テネシー・ウィリアムズ,田島博
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1959/06
- メディア: 文庫
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彼女の夫はゲイでアル中の
ひよわなお坊ちゃん。
読んでいる間じゅう、
彼の顔が英国自民党の党首、
ニック・クレッグに見えて
仕方なかった。
今日は5年ぶりの英国総選挙。
前回キャスティング・ボードを
握る台風の目として大いに
旋風を巻き起こした
クレッグ率いる自民党も、
今や見る影もない。
保守党も労働党も単独で
過半数を達成することが
不可能なのはほぼ確定的であり、
二大政党制はいよいよ終焉のようだが、
はたして結果はいかに。
できうることなら
現労働党党首エド・ミリバンドの兄で
元外相のデイヴィッド・ミリバンドが
首相になる日に立ち会いたかったけれど、
その彼も議員辞職して久しい。
この5年間で確かにエドは経験を積み、
リーダーとしての風格を増した。
男ぶりも上がったと思う。
しかし。
あの時キミらは非常に間違った
選択をしちまったんぜ。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20100927
いずれにしても明日には結果が出る。
何処へ向かうのか英国よ。