どうしても動けぬ。
立ちくらみ。
発作。
息切れ。
ド鬱。
プレ廃人。
明日の講座を鑑み、
やむなく本日自主休業。
そんな中。
どうしても紹介したい書籍アリ。
かの三浦重周氏の伝記が
没後十周年にして出たのである。
すでに周辺の民族派諸氏は
読了後、深い感銘を受けておる模様。
不肖キツネにとっても、
文中に現れる懐かしい名前の数々を見るにつけ、
当時の熱波がまるで
眼前に立ち現れたかのように
思い出されることしきりであった。
- 作者: 山平重樹
- 出版社/メーカー: 並木書房
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 単行本
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昭和末期から平成にかけての青春群像。
諸派入り乱れておるとしてもだ。
誰もがマジだった。
暑苦しいほどに日本を憂えていた。
重遠社にせよ一水会にせよ、
根っこの根っこは三島にあるのよ。
高田馬場38度線だと?
んなもん全く関知せずして、
憂国忌と野分祭、
双方にかかわっておったわい。
その申し開きは
あの時あの新宿の居酒屋において
すでに行ったつもりだ。
著者・山平氏の書物は過去に
いくつも接しているが、
彼の取材が行き届かなんだ
エピソードの幾多は
いずれ明かされよう。
- 作者: 山平重樹
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: 新書
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ってか。
何でオレに取材しないの?
と思ってるのは
不肖キツネだけではあるまい。
伝説の九段会館も
日本青年館も今やなく。
今後は個々の脳裏に刻まれた
鮮やかな記憶のみが
真のドキュメンタリーたりうる。
せいぜい。
生きてるうちに話を聞いときな。
後悔する前にな。