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リコネクション
（一生に一度のイニシエーション）
の際に見た光は確かに
実在するものだった、
と自信を持って言える。
だが。
森羅万象は光のみで
語りつくせない。
光が強さを増せば増すほど、
影は色濃くなる。
ぶっちゃけ。
どーしても光より影に
心ひかれるんだわよ、
不肖キツネ。
それゆえ長らく
ユングにひかれてきたんだろう。
魔術・符呪・地霊といった
闇の領域にも。
二・二六の青年将校らに
憑依された経験は
記憶に新しい。
今なお彼らの悔恨と怨念の
残滓は体内にエコーしている。
北一輝。
西田税。
磯部浅一。
山口二矢。
三島由紀夫。
野村秋介。
平将門公。
護良親王etc.、
有名無名を問わず、
時代を問わず、
御霊たちを
祀り、
慰め、
再評価のキッカケをもたらす。
底知れぬ闇に
薄ぼんやりした光を当てる。
それが古ギツネの
今生におけるミッション。
あまりに深い彼らの暗がりを
愛と光で満たすのは、
とてもじゃないが不可能である。
しかし。
だからこそ、
彼らは決して色褪せない。
その無念さが人々を魅了し、
歴史上に「輝き」続けるのだ。
いわば。
闇という名の光をもって。
画像はすべて横須賀にて。
カメラはFUJI XF1。
