熱海トイデジ紀行

jazzydays2014-07-21

1日目は伊豆山神社からスタート。
http://www.izusanjinjya.jp/
熱海駅からは
バスで7分あまりと近い。
が!
着いてみると境内に至るまでに
220段の石段を
上らねばならぬと判明。
\(◎o◎)/
し、しかし。
不肖インディー巫女、
来たからには参りますぞよ。
上ってみると懸念したほどでもなく
(後に軽い筋肉痛は来たが)、
割合すんなり境内へ。
本殿の手前には
御神木ナギの木が左右に。


連れて行ったトイデジ
Vivitar Vivicam 8027は
場合によっては(特にマクロ)
驚くほど良く撮れることもあるが、
やっぱりおもちゃカメラ。
景色は露出オーバー気味かつ、
のっぺり平板な印象になるのは御愛嬌。





お次はMOA美術館へ。
http://www.moaart.or.jp/
言わずと知れた世界救世教
本拠地である。
前回訪れたのが開館まもない
●●年前と知り、
そんなに経ったかと驚愕。
光陰矢の如し。
当時は長大なエスカレーターばかりが
強烈な印象で、
展示品は秀吉の黄金茶室(レプリカ)と
尾形光琳紅白梅図屏風ぐらいしか
記憶に残らなんだが、
今回は所蔵数も増え、
なかなかの見ごたえ。
中でも。
大好きな千住博
滝シリーズの1枚に会えたのは
幸いであった。


ランチは前回と同じく
館内のレストラン桃山にて
石焼ハンバーグ。
自然農法実践の教団だけに、
添加物は極力使われていない。
画像では見えにくいが、
添えられた野菜
(キャベツ、しめじ、ニンジン、
 大根、ナス、じゃがいも)の
おいしさには目を見張るものがあった。



無理しない。
欲張らない。
だらだら過ごす。
がモットーの旅につき、
熱海駅に戻った後は
送迎バスでそそくさとホテルへ。
早速、露天風呂につかり、
夕食は一人一杯のズワイガニつき。




2日目は、
これまで詣でなかったのが
不思議なくらいの来宮神社へ初参拝。
http://www.kinomiya.or.jp/
公共交通機関の連絡が
驚異的にスムーズで
行きも帰りもスイスイ。



ちょうど前日はお祭りで、
路上で神主さんに遭遇したり、
何度も神輿に出くわしたり、
宵祭の様子をホテルの窓から眺めたり、
参拝当日は境内で
神輿の解体を目撃するなど、
珍しい経験ができた。



樹齢二千年の大楠。

強靭な生命力を感じさせる。


本殿前で拝礼している時、
ゆらり、と背中に軽い揺れが。
あれれ。
誰かにそっと押されたような。
めまい?
続けて摂社・弁財天の前で、
さらには境内のそこかしこで、
折にふれ同様の揺れアリ。
うぬ。
これがいわゆる「パワスポ」磁力、
別名ヴォルテックス効果であろう。



伊豆山神社でも感じたことだが、
ここ来宮神社でも
鶴岡八幡宮熱田神宮しかり)、
御神域というのは
真夏でもヒンヤリ涼しい。
鎮守の杜のフィトンチッド効果
だけではないはず。
現に。
鳥居を抜けてシャバに出たとたん、
ムワッとした蒸し暑さが
カムバックするんである。




ただし、
パワスポ人気に
迎合しちまったか、
小洒落たカフェ(!)が
境内で営業しているのは複雑な気分。
神社にゃあ、やっぱ茶店でしょ。
さて。
熱海駅へ戻って
向かうは起雲閣。
http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=893


トランプのおうちのように
継ぎ足し継ぎ足し、
建物が増殖していった結果、
一口にナントカ風、と
くくることが不可能な
ユニーク空間が生まれた。
順路が示されていなかったら、
迷子間違いなし。
和洋折衷、
渾然一体、不思議迷宮。



起雲閣の周囲は洗濯物がはためく
生活感たっぷりの情景が
繰り広げられており、
街中の一角で
ココだけが「浮いて」いる。
まさにタイムカプセル。



熱海銀座から
駅へ向かう途上は
商店街好きには
たまらん被写体の宝庫だろう。



街の顔役。


郷愁をそそる風景に
キレ味のイイ
上級カメラは似合わない。
フィルムカメラなら
ハーフがピッタリだ。
次回はVivitarより
さらにオモチャなトイデジ
持って出かけたいと思ふ。



海方面に向かう階段。

こ、これは...。


昼飯は駅近の海鮮食堂にて。
なーんにも決めずに
ふらっと入ったのだが、
地元でも有名な店と
後で知った。
ごくごく庶民的な店構えだが、
ネタも接客もハイグレード。



前菜の梅ゴボウ。

お造り。

珍しいサザエの天ぷら他。

金目鯛の松前蒸し。


熱海から最寄駅までは
1時間ちょいと近いが、
さすがにくたびれて
荷物をズルズル引きずりながら
ファミマ前を歩いてたら、
「こんにちは!」
快活な声と共に
目の前に立ちはだかる姿アリ。
見れば新・部室(=中華屋)のお兄さん。
まだ2回しか行ってないのに、
覚えててくれたのねん。
今週末、また行くよ。
そう言や。
出がけは顔見知りの
kioskのお姉さんが笑顔で
「行ってらっしゃい!」
と言ってくれたんだっけ。
心にオレンジ色の
光がホッコリ灯ります。


今回は街歩きに時間をあまり
さけなかったので、
早くも日帰りを画策中。
小田原、湯河原、真鶴なども
近々再訪したいと
企んでおる次第である。
と、書いてるうちに
故障していたカメラ、
XF1が退院してまいりましたとさ。