サイゼリヤの壁って
よくボッティチェリの
「ヴィーナスの誕生」と「春」、
フラ・アンジェリコの
「受胎告知」が飾られてるよね。
有名作品を単に並べただけ？
安直？
いやいや。
やっぱりそこはそれ、
超がつくほどの重量級。
名作の力は絶大です。
大塚国際美術館でも
毎回感じることだけど、
コピーと言えど、
ある程度の大きさになると
迫力と同時にオーラが伴う。
記号（芸術的アイコン）の魔力。
リーズナブルな料理を
口にしつつ、
偉大な作品を拝めるサイゼ、
あなどれません。
先日。
近所のファミレス（サイゼではない）で
午後３時頃、
遅い昼飯を食ってたんだが。
ランチタイムを過ぎてるとは
言うものの、
フロアに担当者がたった一人。
明るくハキハキした古株のオネエサンが
オーダー取り、配膳、
テーブル片付け、レジ、
すべてを一人で取り仕切っている。
ガラケー撮り。
平日だけどさ、
そんなに混んでないけどさ、
そりゃねーんじゃねーの。
労働環境として。
牛丼のすき家が
退職者続出により
働き手がいなくって
相当数の店舗がやむなく閉店状態らしいが、
ファミレスも結構シビアなんだろう。
アップ。赤身のカタマリで亜鉛補給。
一人と言やあ。
ファミレスでも
蕎麦屋でも
ビアホールでも、
すっかりロンリー飯に
慣れきって何の疑問も
わかなくなったワシ。
「可愛げ」という言葉が
果てしなく遠くなって
久しいですわい。
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