ぱらいそ東京

jazzydays2012-10-04

久々に明るいニュースと言えば。
東京駅のリニューアルオープン。
大帝都の顔、
日本再生のシンボルとして
あれほどふさわしい
稼働中モニュメントも
他にないであろう。
やはり帝都は千代田区中央区じゃ。


かつて都庁は現在の
東京国際フォーラムのあたりにあった。
それが新宿副都心に移動してから
帝都の帝都たる霊光は
急速に弱体化していったのだ。
「楽し都〜
 恋の都〜
 夢のパラダイスよ
 花の東京〜♪」
アタマの中で藤山一郎
朗々たる歌声がコダマする。



リニューアルと言えば。
台所のコンロを
総取っ替えしてから
ガスの直火で飯炊き
するようになったのだが、
米粒ツヤッツヤもっちもちで
めっぽううまい。
保温ができないのが難点だけど、
もう電気炊飯器には戻れませぬ。


メシ話ついでに。
ワシは定食評論家・今柊二
こよなく愛しておって
彼の著作はほとんど読んでいる。
つい最近、読んでなかったモノを
まとめてチェックし、
毎度のごとく何度も爆笑しながら
あっという間に読了。
彼の鋭くユーモラスな
京浜急行論を引用しよう。


京浜急行を男女の性別で分けるとすれば、
 間違いなく「男」であろう。
  (中略)
 沿線には、競輪(花月園)、
 競馬(立会川)、競艇平和島)、
 釣り(三崎口など)、そして
 川崎、日ノ出町など数々の
 盛り場というように、
 「男」のためのナイススポットが
 たくさんある。
 京急沿線に住めば、
 「休日はギャンブル、終わったら
  居酒屋で酒飲んで焼き鳥食べる」
 という垂涎の生活が待っていて、
 スカッとした男人生が送れることであろう
 (奥さんには叱られるだろうが)。≫


うわはははははは。
まさに「目のつけどころがシャープ」だよ。
一応、性別「女」のワシであるが、
本日の日記画像でも
おわかりいただけるように
根っから「オヤジ」な生活を
送っているので非常に理解できる。


旨い定食 途中下車 (光文社新書)

旨い定食 途中下車 (光文社新書)


昨日は図書館帰りに
正統蕎麦屋飲み。
箸袋を見れば Since 1972とある。
もう40年かい。
日中国交と同じなのねん。
稲川淳二似の大将は
ここ20年くらいちっとも
ルックスが変わらないけど、
おそらくワシがガキンチョの頃は
先代が厨房に立っていたんだろう。
当時はまさか同じ店で
一人酒するようになるたぁ
思いもせなんだが。



煮こごり。250円(感涙)。


塩辛おろし。これも250円。日本酒ノンストップ。


蕎麦自体はごくごくフツー。
でも夕刻、混雑時間帯前の
「まったり」感といったら
えもいわれません。
嗚呼これぞ日本の幸福。



コシはあまりないが極上空間に免じて許す。