さきくませ、はらから

jazzydays2012-07-31

文月も最終日。
昨年の大震災は
国土と国民に非情なダメージを
もたらしたのみならず。
生き残ったワシらの
日常的人間関係にまで
どす黒い影響を及ぼした。
震災前ならば。
思想的な齟齬はあっても
表面上はまずまず
平穏裡の関係を保てた人々とも
完全に袂を分かつに至った。


現在シーソーゲームのように
一見、穏便な関係を
キープしている皆さんとも
今後、長いことはないと思う。
これまで大変お世話になりました。
方向性は異なれど
御多幸を心からお祈りします。
本気で申しております。
なぜなら。
国体破壊を目的として
政権のアタマに着いた
憎むべきアレさえいなければ
ココまでの亀裂は
生じていなかったはずだから。
http://www.n-shingo.com/jijiback/635.html


アレが何らオトガメを受けず、
ましてやミコシに
担ぎ上げられたりしたんでは
神々の怒りはいっこう
とどまるところを知らず、
三島・磯部・北が
血涙を絞って嘆いたように
グランドデザイン
=国家戦略なき国は
間違いなく破滅への道を
ひた走るでありましょう。


神々の軍隊―三島由紀夫、あるいは国際金融資本の闇

神々の軍隊―三島由紀夫、あるいは国際金融資本の闇


まあ、その「国家戦略」担当大臣とやらの
近年の顔ぶれを御覧なさいな。
http://tinyurl.com/cc9ajc7
そして。
西の某大都市には
文楽の台本が古臭いので
イマ風に書き換えろ、
でなきゃ予算を出さん、
伝統芸能の何たるかも
知らず無謀な要求を
押しつける某市長アリ。
は、はははははははは(うつろな笑い)。


あれほどの大惨事さえなかったら
生ジャズを再び聴きに行き、
屈託なく音楽そのものを
楽しめた日があるいは
戻って来たやもしれん。
だが。
これこそがアセンション
「住み分け」なのだろう。
眼前の恐怖にとらわれた
甘っちょろい逃避主義を
ワシは断固拒否するものである。
国なくしてワシらはないのだ。
Yahoo!mixiのコメントや日記を見ると
かなりマトモな記述が多く、
まだまだ大丈夫、
と力づけられる一方で
言い知れぬ絶望感。
ともあれ。
生き残るのは
インディー巫女たるワシである。
さらば。
さらばじゃ。
生き延びる先がこの国とは限らん。
それでもなおかつ
ワシらは次世代へとバトンを繋ぐ。
さきくませ!同胞(はらから)。


≪消えろ消えろ束の間のともし火!
 人生は歩き回る影法師、
 哀れな役者だ、
 出番の間は舞台で大見得を切っても
 袖に引っ込めばそれっきり。
 白痴のしゃべる物語、
 猛り狂い、わめき狂う声ばっかり。
 筋の通った意味など何一つありはしない。≫
   from 「マクベス」by シェイクスピア


シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫)


≪よもの海 みなはらからと思ふ世に なと浪風のたちさわぐらむ≫
                  明治天皇御製