MKことマツモトキヨシ、
初代の立身出世物語は
ありとあらゆるビジネスの基本である。
門前の小僧から身を興した彼。
その原点とは。
決して断じて客に
「ない」と言わない。
コレに尽きる。
現物が今なくても
「明日は必ずあります」
と約束。
競合店で身銭を切って
（たとえ正価で）買い入れても
確保し再来店を促す。
ショーウインドウには
市販薬や化粧品の
パッケージ（中身は空）を
これでもかと陳列し、
豊富な在庫を全面アピール。
「没有（メイヨウ）＝ない」
が決まり文句のどこぞの国とは
雲泥の差ですよな。
親切で品揃えがよい、
との評判が評判を呼び、
みるみる第一号店は大繁盛。
二号店、三号店の開店に
つながるのであった。
要はハッタリなワケなんだが、
ないモノをあると言い切る、
コレぞ国際政治（＝化かし合い）の王道よのう。
ドウゾご〜利用！
ご〜覧く〜ださいまっせえええ！
近所のマツキヨで今日も
店長の威勢のいい
呼び込みが響き渡る。
声がデカイ。
これまた政治の基本だわね。
名調子に聞き惚れながら
国の「ありよう」に想いを馳せる
不肖キツネでござんした。
画像はCooman調達の「う」特盛。
