魔女の大釜

jazzydays2010-08-08

いきなりだけど。
聖杯ってのは。
もともと
魔女の大釜だった、
との説が濃厚だ。
薬草とか
ヒキガエルとか
ヘビとか
赤子とか
死人の一部とかを
グラグラ煮立てるアレね。
イッヒッヒッヒッヒ。
それが後年、
切支丹色をまぶされて
エスの臨終の際に
彼の血を受けた杯へと
変遷していったんじゃなかろうか、と。



この大釜に類似したモノが
我が国や中国では鼎(かなえ)と呼ばれる。
どっちも3本脚がポイント。



目を覆わんばかりの
現政権に関しましては
「鼎の軽重を問う」気すら起きんが。
とにかく。
豊穣のシンボルなワケだ。
巨大な鍋ってのは。
死と再生の象徴でもある。
生きることは
結局、殺すこと。
植物なり動物なり、
他の生き物の「死」を
体内に取り入れて
我々は「生」を成立させている。
ってなワケで。
以下、ここ数日の魔女メニュー。



ウルトラマン


黄身は絶対にハードボイルド。
生や半熟は受けつけませぬ。
ガキの頃、
無理やり半熟ゆで玉子を
食わされて吐いた経験が
トラウマになっている。
ラーメン屋の味玉は
何で半熟ばっかりなんだ!(怒)
当然。
スキヤキに生玉子はいらねーよ。
が。
なぜか温泉玉子だけは大丈夫。
謎。



味つけ不要。


ゆでたての麺に
バター、
ツナ缶、
小ネギを
混ぜ混ぜしただけ。
調味料ナシ。
簡単美味。



これまた味つけ不要。


おなじみ、
神様のスープならぬ
神様のソースじゃ。
野菜を5種以上、
使ってればよろしいのよ。
具材は。
タマネギ、
ニンニク、
セロリ、
ナス、
合挽肉、
トマト缶。
ぜーんぶ炒めて
煮つめただけ。
塩も何もいりませぬ。
素材同士のケミストリーは
全くもって魔術。
地、
水、
火、
風、
台所はまさしく宇宙の縮図だ。