うらみはらさでおくべきか

jazzydays2010-06-07

英国を震撼させた
カンブリア銃撃事件。
12人を射殺し、
自殺したデリック・バードの
心理的背景については
あれやこれやと
取り沙汰されている。


この事件の第一報にふれて
即、不肖アタクシが
連想したのは
もっちろんあの男。
当ブログを長らくお読み下さってる
皆々様にはおなじみでございましょう、
都井睦雄である。


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語弊・誤解を承知の上で言う。
睦雄には「大義」があった。
己が恨みを抱いていない相手は
ちゃんと見逃し、
生かしておいた。
進行中の調査によれば
デリックの犯意は
練りに練られたものであったようだが、
いかんせん、
無辜の市民を
死に至らせた罪は深い。


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だが。
私はいくばくかの
共感を禁じ得ないのだ。
うむ、
ヤバイやつだと思ってくれて
いっこうにかまわんよ。
魔太郎の心境よ。
うらみはらさでおくべきか。


心のどっかで
快哉を叫ぶ私がいるの。
これはどうにも
否定しようがない。
そうよ。
私は恨みがましい魔女かつキツネ。
なるべく敵に回さずに
おくれでないかい。
大丈夫、
銃撃なんかいたしませんよ。


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まぁ皆様がたよ、
今に見ておれでございますよ。(by 都井睦雄