誰も寝てはならぬ！

タワレコの合言葉、
「No Music, No life」に
心からの共感を抱いていた
かつての自分はどこへやら。
もちろん。
音楽自体を嫌いになるはずもない。
が。
なくてもいっこうに
平気で生きてる事実に
我ながら驚く。

ほんの数ヶ月前まで。
あれほどまでに
ナマの演奏を
生きる糧にしてたってのに。
夜の外出がこんなにも
かったるいとは。
ナマのみならず。
CDも一切聴かぬ。
ラジオも有線も聴かぬ。
馬鹿製造機＝TVなんぞもってのほか。

ただ。
ごくたまーに。
珠玉の映像をネット上で
見つけては
こっそり落涙。
何度見ても泣けちまうのが
この二つ。
http://www.youtube.com/watch?v=1k08yxu57NA
http://www.youtube.com/watch?v=_-7zYPT-jpA
いずれもプッチーニのオペラ
「トゥーランドット」より
アリア「誰も寝てはならぬ」。

二人の素人が
同じ曲を歌ってるんだが、
どうしても
「歌いたい！」
「歌わずにいられない！」
という彼らの
強い渇望と切迫感に打たれる。
前者はイギリス。
後者はアメリカ。
それぞれに国民性の違いも
感じ取れて興味深い。
上記二人の男たち、
今ではめでたくプロフェッショナル。
やっぱ捨てたもんじゃねーな、
音楽ってヤツは。

One Chance

My American Dream