大野雄二トリオ+1@ダフネ

jazzydays2008-09-23

一昨晩は。
鎌倉ダフネにて
隔月恒例LIVE、
大野雄二トリオ+1。
パーソネルは。
ピアノ、大野雄二。
ベース、俵山昌之。
パーカッション、横山達治
ドラムス、江藤良人(えとう・よしひと)。


例によって。
写真も曲順メモもござらん。
とにかく。
向こうが
命がけの演奏を
聴衆に投げかけてくるからには。
こっちも
命がけで聴くしかないんである。
カメラやペンを
手にしてる余裕などない。


大野雄二。
彼こそは。
全きミューズの下僕。

初めて彼の演奏に
ナマで接した時の衝撃は
少しも褪せることなく、
むしろ。
回を重ねるごとに
増していく。


sweet lost night

sweet lost night


ジャンルは異なれど。
初期のグレン・グールド
オリジナル・ジャズを
演奏させたら
多少は類似するだろうか。


バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)


いや。
大野雄二と
他の音楽家を比較すること自体、
無駄というものだろう。
ステージから
ほとばしる
パンクな求道精神。
その凄絶とも呼べる磁力に
私は長らく呪縛され続けている。


この夜は。
ドラマー江藤良人が絶好調。
前回、KAMOMEで
竹内直カルテットを
聴いた際には、
パワーみなぎる
「ユンケル江藤!」ぶりを
十全に発揮したとは言えず、
正直、精彩を欠いていた。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20080905
(聞けばツアーの運転疲れが相当たまっていたそうな。)


だが!
今回はやってくれた。
目いっぱい。
力いっぱい。
と言っても。
単に力技で押すだけの
ケダモノ・ドラマーと違いますよ。
繊細きわまりない
ブラシワーク。
電光石火!
リムショット&シンバル。
やっぱり。
コイツからは目が離せん。
ホメついでに
つけ加えるなら。
この男は。
心根がキレイだよ。
霊格が高いよ。


大野さん。
前にも言ったけど。
私は大野さんより先に
死んじゃうかもしれません。
でも。
生きてる限りは。
ダフネであなたの演奏を
聴き続ける。
必ず。


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