スネーク受胎

jazzydays2008-06-22

昨日行った
店の御主人は。
元々。
中華街の某店で
料理長を
つとめていたらしい。
道理で。
ありなん。
ありなん。
さもありなん。


さて。
この話は初めて書くと思う。
今をさかのぼること8年前。
忘れもしない、
平成12年(2000年)、
6月30日。
前夜の雨が上がり、
晴れ上がった朝。
私はいつものように
縁側に面した雨戸を開けた。


すると!
いきなり
ゴムのような
弾性を持つ物体が
私めがけて
ずどどどど〜ん!
と、なだれ込んできたではないか!
一瞬。
ナニが起きたのか理解できなかったが。
その正体は。
な、何と。
長さ2メートルは
ありそうなヘビ!

胴回りは6〜7cmあったと記憶する。
白地にマダラ紋様。


ヘビは私の腹に
ぼよ〜ん!
とバウンドをかまし
身をくねらせ、
のたうちながら、
さらに部屋の奥を
目指そうとする。
どっひゃー。


「お願い!
 入ってこないでえええええ!」


大声で叫びつつも、
この相手は下手に
ブッ叩いたりしちゃいけない、
という思いが駆け巡る。
しょーがなく。
手近にあった箒で
縁側へ向けて
掃くような態勢を取った。
もとより。
固い物体ではないので、
箒の先端がフニャっと
しなる。


どうにかこうにか。
ヘビさんが
もんどりうちながら
庭に去って下さった時。
アタマにひらめくモノがあった。
そうだ。
今日は。
夏越大祓じゃねーか!
もう寒川神社に人形(ひとがた)は
送付してあるけど。
やっぱ。
現場で茅の輪くぐりに参列しよう!


で。
急遽、出かけることに。
寒川はちと遠いため、
鎌倉へ足を運び、
八幡宮で夕方から行われる
茅の輪くぐりの祭事に
加わった。


ああ。
それにしても。
あの時。
私の腹にヘビさんが
体当たりした感触!
忘れようったって
忘れられるもんじゃござんせん。

いまだにナマナマしく
覚えておりやすよ。


それまでも。
昆虫類は大嫌いなのに、
なぜか爬虫類には
親近感を抱いていた私。
貴重すぎる経験をもちまして。
めでたく。
ヘビ女となったのでありんす。


ラヴ・ハンター+4

ラヴ・ハンター+4


蛇神信仰に関しては。
前にも紹介した
この作品が詳しい。
奇想天外すぎて
ついていけないかも
しれないけどな。
古代史・宗教史の
下調べは非常に入念だ。


カムナビ〈上〉 (角川ホラー文庫)

カムナビ〈上〉 (角川ホラー文庫)


カムナビ〈下〉 (角川ホラー文庫)

カムナビ〈下〉 (角川ホラー文庫)


そんなワケでして。
私を大事にしない者には
天罰が下ります。
私の寵愛を受ける者は
恩恵にあずかれます。
なぜって。
理由はカンタンよ。


ヘビさんの他にも。
トカゲさん、
ワニさん、
ヤモリさん(「家を守る」からヤモリ)、
カメさん、
キツネさん。
頼もしい御眷属が
たくさんたくさん
いらっしゃいますもの。
おほほほほほ。



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