可燃性サイボーグ

比較的、低い温度で
簡単に引火します。
いったん燃え上がると
鎮火に手間取ります。
リアルの私を御存知の皆さんには、
今さらお知らせするまでもねえな。


本日は。
たたきつけるような雨の中。
郵便局、銀行、美容院。
激しい雨ってのは。
往年の THE MODS @日比谷野音
肌で経験した身としちゃあ。
自虐的でありながら。
妙にすがすがしい気分なのよね。
http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/16535/Y005397


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帰りに。
鎌倉では有名な
蕎麦処の支店@大船にて。
せいろ大盛り。
あらら。
こんなもんだったかしら。
マズくはないが。
特別ウマくもない。
酒はたった一種類だし。
前回、ここに来たのは
もう4年は前になる。
身分不相応にも。
舌ばっかり肥えちゃったかしら。


最寄り駅まで帰り着くと。
しのつく雨の中。
「こんばんは!
 よろしくお願いします!」
と、乗降客に
明るい声をかけつつ、
マンション情報誌を
配る女の子の姿が。
彼女の前を通り過ぎる人間の
ほぼ9割が受け取らずに
去って行く。


2本ほど電話をかけながら、
その様子を
視界の隅っこで見ていた私。
気づいたら。
彼女に手を差し出して
情報誌をもらい、
知らず知らず言っていた。
「寒いのに大変でしょう。
 お疲れ様です。」
彼女はまっすぐに
私の目を見て微笑んだ。
「ありがとうございます!」


マンションなんて、
買わないし、
買えないし、
興味もない。
ただ。
私には彼女が
私のように「見えた」のだ。
資本主義社会の根幹は。
需要と供給。
悪かったなぁ、
常に供給過多で。


マンション情報誌が
不要だった証拠に。
直後に立ち寄ったスーパーで
件の1冊を置き忘れる。
ごめんね。
配ってた若き彼女。
「雨の日にイイ人に会いました」的な
偽善者キャラを自分が
演じてたのを私は判ってた。
許してくれたまへ。


自宅近くの和風スナック前を
通りかかると。
クールファイブの
「そして神戸」を
熱唱する男の声が漏れ聞こえてきた。
折りしも。
歌詞は下記の部分だったよ。


「誰か うまい嘘のつける
 相手 捜すのぉ〜よぉ〜♪」
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31563


GOLDEN☆BEST

GOLDEN☆BEST


参ったな。
可燃性サイボーグたるアタクシ。
あくまでサイボーグ。
ヒューマノイド
アンドロイドじゃないのよ。
とりあえず。
違う方向性から
補正しないとな。


てなワケで。
今宵のガソリンは
にしきのあきらです。

正確を期すならば。
ハマクラこと浜口庫之助を歌う
にしきのあきらです。


「空に太陽がある限り」
「もう恋なのか」
「熱い涙」
「はじめは片想い」
「嵐の夜」
「愛をありがとう」


エッセンシャル・ベスト にしきのあきら

エッセンシャル・ベスト にしきのあきら


こんだけありゃあ、
あとは要らないね。
とりわけ。
「もう恋なのか」の
初々しさには素直に泣ける。
「切なさ」
はるか忘却の彼方。
「刹那」のみで
暴走する私には。