長わずらい

jazzydays2008-03-15

もはや。
恋わずらい
なんぞに
陥るパワーは
とっくの昔に
尽きているが。
いったん
おさまっていた
咳が再び舞い戻り、
苦しいこと
この上ナシ。


左肋骨後部の
筋を傷めたらしく、
咳をするたびに
悲鳴を上げている。
ったく。
しょーもねーな。
寝つかれぬため、
昨夜は導眠剤
1.5倍増し。


こういう時はねえ。
何かこう、
サッパリしたいじゃんか。
で。
もうじき着ようと思っていた
スプリングコートを
ジャブジャブ洗濯しちまう。
ポリエステルと綿の混紡。


めでたく。
キレイに洗い上がった。
ドライクリーニングなんかに
出すこたぁねえよ。
洗剤さえ間違えなきゃ、
たいていのモノは
手で洗える。


今さらだが。
中島らも
白いメリーさん』を読み、
その透徹した眼差しと文体に
あらためて魅了された。


白いメリ-さん (講談社文庫)

白いメリ-さん (講談社文庫)


こういう本を
書いちゃう人って、
やっぱり長生きしないよな。
身体という枠内に捕われながら、
どこまでも澄み切った視線で
「彼岸」を見通している。


ついでながら。
この短編集のタイトルにも
なっている作品名、
白いメリーさん」とは。
かつて伊勢佐木町
馬車道界隈を
闊歩していた
あのメリーさんと
直接的な関係はない。


話は変わり。
先日、何年ぶりかで
ジーンズを買った。
ショッキング・ピンク
(右上の画像)。
リアルの私を御存知の方は
おそらく。
デニムのミニスカート姿しか
御覧になったことが
ないであろう。


十代、二十代の頃は
それこそ。
スカートなんか
1枚も持ってないほどだったんだが。
ここ数年は。
術後の縫合跡が
ちょうどジッパー部分に
重なって違和感があったため、
ずーっと敬遠していたのである。
それがね。
久しぶりにはいてみたら、
結構イケたんだよコレが。


店のオネエサンに
すすめられるまま
試着したところ。
サイズもレングスも伸縮具合も。
まるで私のために
あつらえたみたいなフィット感。
迷わず購入。
決めるまでに
5分もかからなかったと思う。


これまでにも
何度か書いてきたことだが。
「服を買う」=「未来を買う」行為。
それを着て行動する自分の姿を
思い描けるうちは、
まだまだ大丈夫(のはず)。
ストーカー風邪は
よっぽど私がお気に入りのようで
困ったもんだけど。