大野雄二トリオ+１@ダフネ

ここ２日間ばかり
調子がイマイチ。
というより。
悪い。
おなじみの
力士・宇都乃波が到来し、
夕刻まで起き上がれん。
クスリを飲めば
少しはマシになるのだが、
それさえも困難。

だが。
隔月の大野LIVE@ダフネだ。
何が何でも行かねば。
パーソネルは。
ピアノ、大野雄二。
ベース、俵山昌之。
パーカッション、横山達治。
ドラムス、江藤良人。

もう大野御大は
忘れているやもしれんが。
私はかつて彼に
こう告げたのだ。

「私は大野さんより
　先に死んじゃうかもしれません。
　でも生きてる限りは、
　この店で演奏を聴きます。」

であるからして。
ダフネにおける大野LIVEに
私が現れなければ。
よっぽどの事情か、
すでにこの世にいないか、
どっちかである。

昨晩は。
いつものように
Kさん御夫妻が隣席。
お二方とはノリが似ているので、
御一緒していて大変楽しい。
１曲目から炸裂！の
ヒジ弾き！に
カウンターから
やんやの喝采を
ステージに浴びせかける。

ただね。
今回はどう見ても。
客入り数が
店の通常キャパを
大幅に超えてただろ。
料理やドリンクを運ぶスタッフ、
トイレに立つ客、
いずれも私の膝小僧を
こすりながら通り抜ける状態。
空気も酸欠気味。
集中できんよ演奏に。
ただでさえコンディションが
パッとしないんだよ。

とてもじゃないが
ラストまで持ちこたえる自信がなく、
休憩時間にてリタイヤ。
白ワインのデキャンタを
飲んだだけなのに、
妙に記憶があやふや。
ちゃんと支払いはすませたようだし、
常連さんと挨拶したみたいだし、
大野氏＆エトーが
新譜のスリーブに
サインを書いてくれたのも
何となく覚えてるけど。
そうそう、これが
大野雄二＆ルパンティック・ファイヴの
ニューアルバムね。↓

LUPIN THE THIRD「JAZZ」 ~What’s Going On~

初心に立ち返り、
オリジナルメンバー６人のみでの録音。
スタンダードな
ソウルナンバーの数々が
ちゃんと大野節に
変換されている。
傑作。

今日は珍しく６時頃に
パッチリ目が覚めたのだが、
やはり体が寝床から持ち上がらん。
が、無理やり身を起こす。
こんな時はね、
アレしかありませんわよ。
蕎麦チャージ。
例のホスピタリティあふれる
山形板蕎麦の店へ出向く。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20071118

朝飯抜きで出かけ、
天板（＝いわゆる天せいろ）大盛りと
瓶ビールを注文。
気さくな兄ちゃんは私のことを
覚えていてくれて、
「今日は日本酒、行かないんすか？」
と笑いながら聞いてくる。
噂には聞いていたが、
ここの天ぷらは本当にうまい。
衣のサクサク感、
パリパリした歯ごたえが
たまらん。
海老２尾、ししとう、ナス、
かぼちゃ、舞茸、ゴボウのかき揚げ。
野菜不足のアナタには
非常にオススメですわよ。

蕎麦はもうちょっとコシが
欲しい気もするのだが、
いいのいいの。
この店自体が好きになったから。
昼の営業時間中は
食券を買うシステム。
漬物はセルフサービスで食べ放題。
そんな素朴な雰囲気が
とてつもなく心地よいから。
結局ね。
ビールの後に
頼んじゃったよ日本酒。
これまたお初の「朝日鷹」。

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もちろん「もっきり」でね。
少々はれぼったい顔でも、
手抜き化粧でも、
寝グセ頭でも、
どうってことない。
それが許される街に
位置する愛しき店。
There's so much - so much confusion in the world....
Thank you for being so kind!
I need kindness now.
(from 「A Streetcar Named Desire」scene III
by Tennesee Williams)

A Streetcar Named Desire and Other Plays: "Sweet Bird of Youth"; "A Streetcar Named Desire"; "The Glass Menagerie" (Penguin Modern Classics)