ノンストップ昭和

jazzydays2007-10-05

元号が平成に
変わってから
まもなくして、
私は突如、
ロックを聴かなくなり、
クラシック一直線の
人生に突入した。
タテノリ2分30秒の
世界から、
沈黙と共に過ごす
2時間弱の世界へと。


だから。
私の頭の中では、
いまだに
昭和がノンストップで
続いている。
ロックもJ-POPも歌謡曲も、
平成以降のモノに関しては
ほとんど無知である。


理由は。
ロッカーたちが
年々、自分より年下に
なっていったことだろう。
今にして思えば、
だがね。
若手のミュージシャンたちが
奏でるロックには、
彼らがルーツとする
バンドの影響が
透けて見えるのだ。
ならば。
オリジナルを聴いたほうが
マシなんじゃねーの?


しかし。
その考えは後に
クラシック&ジャズを
ホールやライブハウスで
聴くようになってから
全面撤回。
今、この時、この場所で。
同じ空気を吸っている
ミュージシャンによる
一期一会の演奏
ナマで聴くことの
奥深さに目覚めさせられた
おかげである。


私が最後にハマった
ロックバンドは
マニック・ストリート・プリーチャーズ。
そのスキャンダラスな登場、
有名な「4 real」事件、
メンバーの失踪、
いずれもが非常に
パンキッシュだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA
今や。
英国を代表する(?)
大物バンドに成り果てたようだが。
黄金期の来日公演に5回行ったので、
全く悔いはない。




数年前に久方ぶりで
英国を訪れた際、
初めて彼らの出身地、
ウェールズカーディフ
足を運んだ。
ロンドンからかなり遠かったし、
カーディフ城の他には、
格別見るものもない
普通の街だったけれど。
ああ、ここが
マニックスを生んだ場所なんだな、
と一人で感慨にふけったものだ。


ウェールズはUKの一部ではあるが、
イングランドではない。
その証拠に。
言語が異なる。
駅名表示も街中の
交通標識も、
英語とウェールズ語
(全然判読できん!)
との併記である。


まあ、このへんの話は
長くなるので別の機会に。
今夜はまた某所で暴れますぜ。
画像は馬車道、とある店での
アフターアワーズ風景。
演奏後のミュージシャンに
慈しみのこもった視線を
注ぐマスターの表情、
イイ味出てるでしょ。