竹内直4!@JazzIs

jazzydays2007-08-19

近頃は。
足を運ぶ LIVE が
ことごとく
「大当たり」続き。
大丈夫なんだろうか。
こんなにも
「ハズレ」がないと、
かえって不安になるじゃん。
あとあと。
大どんでん返し!が
来やしないでしょうね。


昨晩は関内 Jazz Is にて、
竹内直カルテット。
パーソネルは。
テナーサックス、竹内直。
ピアノ、清水絵理子。
ベース&魂の雄叫び、荒巻茂生。
ドラムス、江藤良人。
このバンド、
ふだんはベーシストに
工藤精あるいは井上陽介
迎えることが多いのだが、
今回は泣く子も黙る
あの荒巻茂生の登場だ!


曲目はソニー・ロリンズ
ミシェル・ルグラン等のナンバーと
竹内オリジナルに加え、
得意の「こきりこ節」も。
実は。
この面々が集まるなら、
ぜひとも聴きたい曲があった。
それはセルジオ・メンデス
「So Many Stars」。
ダメモトでリクエストしてみたのだが、
応えてくれました。
ありがとう!!
聴きながら自然と
手と手が合わさり、
拝む格好になる。
はらはらと涙が頬を伝う。
気持ちよく泣かせてもらったよ。


狂気と正気のハザマを
乱高下する直さんのテナー。

彼の盟友であり、
同じくテナーサックス奏者の
岡淳(おか・まこと)に言わせると、
「人間の耳には聴こえない超音波」。
別の名を「犬笛奏法」。
演奏中は、
わしづかみにされた心臓が
激しく共振して、
髪をかきむしり、
大声で叫ばずにいられない。


ゴツゴツ、ガツンガツン、
切れ味鋭い清水絵理子のピアノ。
久々に聴いたが、
惚れ惚れするほど「男前」だ。
荒巻氏のベースはね、
もうね、
この世の領域を
大幅に逸脱しておりますの。

原始宇宙ね。
銀河系ね。
そして。
ユンケル江藤!こと江藤良人の
柔軟で野蛮で
繊細で強靭なプレイ。

彼の演奏は何度聴いても、
決して飽きることがない。


アンコールは。
これまた私が大好きな
オリジナル「Thompkins Square Park Serenade」。
心の底から満ち足りた。
おなかいっぱい。
ごち。

画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
昨晩の心象風景です。
題して「皿からはみ出んばかりのトンカツセット」。