SAXOPHOBIA@MardiGras

jazzydays2007-06-20

私という
大容量記憶デバイス
確固たる存在ではなく、
そう遠くない日に
永久停止
宿命づけられている
波形パターンに過ぎず、
絶えず「世界」に
認識・観察を要求している。


観察者がいなければ、
存在しないに等しい。
しかし。
「世界」には、
私を認識するドライバが
インストールされていないようだ。
あーあ。
不確定性原理だよ。
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/fukakutei.html


そんなモヤモヤした思いを抱えつつ、
自由が丘マルディグラへ。
この店でSAXOPHOBIAを聴くのは
何ヶ月ぶりだろう。
パーソネルは。
バリトンサックス&フルート、
井上"JUJU"博之(いのうえ・じゅじゅ・ひろし)。
テナーサックス&バスクラリネット
竹内直(たけうち・なお)。
テナーサックス&篠笛、
岡淳(おか・まこと)。
アルトサックス、
緑川英徳(みどりかわ・ひでのり)。


素晴らしい音楽を提供する店には、
素晴らしい仲間が集う。
いつも会う常連さんたち、
昨晩もたくさんパワーをもらいました。
ありがとう。


1st set は私の大好きな
「Living For The City」で幕開け。
この曲をナマで聴くのは久しぶり。
今回は毎度おなじみ、
「パンチパーマちりちり」や
「雨ふりシンフォニー」等、
ユーモラスな曲目をあえてはずし、
スタンダード中心のお品書き。
とりわけ。
「Someone To Watch Over Me」、
にはグッときたよ。
だってさ。
今まさに。
I need someone to watch over me だもんよ。


昨晩はLIVE発進直後から、
岡淳のテナーが炸裂。
何かが憑いている。
間違いなく。
いつも凄絶・緻密な演奏を
繰り広げてくれる彼だが、
今回の集中度はハンパじゃない。
ドロッドロ、コッテコテ。
えげつないほどファンキー。


音楽が極上であれば、
当然、酒もうまい。
二日酔い覚悟でガンガン行く。
ありがたいことに、
今日は不思議なほど気分スッキリ。
楽しい酒は悪酔いしないのだな。
画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
SAXOPHOBIAの演奏は毎度ハイカロリーですの。