ロンリーなメモリ

jazzydays2007-06-16

破壊せよ、
とアイラーは言った。
薄氷を踏み抜け、
と見城は言った。


破壊せよ、とアイラーは言った (集英社文庫)

破壊せよ、とアイラーは言った (集英社文庫)


編集者という病い

編集者という病い


中上健次見城徹は、
その強引なパフォーマンス性こそが
個性だったりするのだが。
残念ながら。
私が立っているこの場所には、
ギャラリーがいない。
一人黙々と
シャドウ・ボクシングならぬ、
シャドウ・ダンシングを繰り返すのみ。


Shadow Dancing

Shadow Dancing


中村うさぎの文章を借りよう。
≪そう、今の私は世界と繋がっていない。
 接続先のない出力端子だ。≫
http://kbookshelf.blog43.fc2.com/blog-entry-27.html


女という病

女という病


これをパクって言うならば。
今の私は接続先のない
USBフラッシュメモリだ。
極小のボディに数GBの容量が
単なる持ち腐れ。


夕方、ビールを買いに
ふらふらと外にさまよい出る。
近所の小さな食品スーパー。
レジに立つと、おかみさんが
「ねえねえ、今ちょうど蛍がキレイよぉ!
 ぜひ見に行ってらっしゃいよ!」
と言いながら地図を描いてくれた。
「クルマならすぐだから!」
ありがとう。
だが、あいにく。
今すぐ蛍狩りに
使える運転手の持ち合わせがない。


人間関係すべからく
「ギブ&テイク」であれかし、
とは思わぬが。
「ギブ&ギブ」の状態が長引けば、
さすがに疲弊しきるぜ。
そんなワケで。
ほんの数日前、
1本の糸を自らの手で引きちぎった。


私が愛用する化粧品メーカーA社の
ハンドクリームに、
「Care Deeply」という商品がある。
素敵な名前じゃありませんこと。
皮膚の奥深く、
心の奥深くまで
栄養がしみわたりそうだね。


画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
「It's no use crying over spilt coke」。
日本のことわざ=「覆水盆に返らず」に相当する。
元来は coke じゃなくて milk なんですがね。