鈴木央紹&秋田慎治duo!

jazzydays2007-06-14

ああ。
本当に本当に。
行ってよかった。
聴いてよかった。
心空しく過ごす日々の中。
エネルギーが枯渇し、
よほど出かけるのを
やめようかと思ったのだが。
足を運んで大正解。


私にとって大切な居場所の一つ、
馬車道は上町63にて。
年に数回あるかないか、
大げさに言えば、
人生の分岐点となりうる
LIVEを体験した。
パーソネルは。
テナー&ソプラノサックス、
鈴木央紹(すずき・ひさつぐ)。
ピアノ、秋田慎治。


このデュオは過去に何度も聴いているが、
昨夜は特殊な魔法の粉
まぶされたかのようだった。
1st set が始まるなり、
彼らの全神経・全筋肉・全ソウルを
傾注しての白熱演奏。
細胞のスミズミまで
二人のほとばしるパワーが行き渡り、
心身が活性化されていくのを実感。


毎度ながら、
鈴木央紹のサックスには
一音として無駄がなく、
瞬間瞬間にすさまじい起爆力が包含されている。
そして。
ソリッドでスピーディ、
時にラグタイム的、
時にクラシカルな
秋田慎治のピアノ。
彼らを聴いていると、
現代を共に呼吸し、
疾駆している気分になれる。

大親友でもある二人。
鈴木あっての秋田、
秋田あっての鈴木、
今回つくづくそれを思い知った。
このデュオを聴いて
涙が出たのは初めてだ。


体内の奥底に沈殿していた
ネガティブなモノたちが
すべて払拭された気がしたよ。
どんなクスリよりも効いたよ。
コレがあれば生きていける。
憂世の雑事なんて、
どうなろうと、かまやしねえ。
ありがとうありがとう。
あなたたちは私の宝物です。


画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
昨夜のマイ心象風景。
題して「立ち上がる意志を見せるケーキ」。