鈴木央紹4@NARU

jazzydays2007-05-31

雨の降る日は天気が悪い。
雨の降る日は機嫌も悪い。
が、しかし。
しばらくこの人の音色を
聴かないでいると、
ますます具合が悪い。
で。
久々に多摩川越えて、
行ってきたわよ「川向こう」。


お茶の水NARUにて、
鈴木央紹カルテット。
パーソネルは。
テナー&ソプラノサックス、
鈴木央紹(すずき・ひさつぐ)。
ピアノ、秋田慎治。
ベース、佐藤ハチ恭彦。
ドラムス、原大力。
という、
文句あるかコノヤロー!
な凄腕面々である。


このNARUは、
私が鈴木央紹の音に決定的に
のめり込むキッカケとなった
罪作りな店である。
昨年、ここで彼のカルテットを
聴くことがなかったら。
鈴木さんよ。
アナタに遭遇しなければ。
私は今頃、
もっともっと平穏な日々を
送れていたであろうに。


であるからして。
当然、鈴木央紹の音色は罪作りだ。
もう彼を称賛する形容は
出しつくしてしまったので、
今回、隣席にいた女性の言葉を借りるとしよう。
「感情的に爆発する
 ギリギリ寸前の
 キワドイところで
 止める冷静さ」。

まさしく言い得て妙。


曲目はオリジナル、スタンダード、
セミスタンダード、
いろいろだったが、
それらを羅列しても仕方ない。
曲なんて素材に過ぎんのだから。
そもそも私は。
曲を聴くというより、
鈴木央紹その人を聴きに行くのだから。


秋田慎治のピアノを聴くのは数ヶ月ぶり。
硬質なタッチ。
力強い打鍵。
時に情け容赦なく、
時に限りなく慈悲深く、

ピアノと相対する姿勢には
深く心を動かされる。
佐藤、原のベテランリズム隊の
手腕については、語るまでもなかろう。
とにもかくにも。
どっかでも書いたけど、
一家に一台、鈴木央紹。
コレですな。


拾いモノの画像は。
鈴木央紹の音色に似た(?)イメージ。
精巧さと粘り気が絶妙にミックスされた
Windows 握り」。
世の中にはヒマな人がいるもんですなあ。