≪腰まで届く白髪を
たなびかせた私が
真っ赤な薄絹の裳裾を
引きずりながら、
傲然と胸を張って
ブランデンブルク門を抜け、
ウンター・デン・リンデンを
ずんずん歩いて行く。
自分自身の葬儀に
参列するために。≫
こんな夢を見ちまうと、
不吉と感じるより
むしろ大いなる「ナニモノか」
に対する畏怖の念を覚える。
真っ赤な死装束。
実にアタシらしいじゃんか。
夢の続きは。
≪重々しい鋼鉄の棺に横たわり、
フタが締められ、
セメント付けされるのを
宙空から見下ろしている私。
やがて棺は金属製のハンモックに
吊り上げられるが、すぐに
がっしゃーん。
という大音響と共に、
深い深い穴に放り投げられる。≫
夢の解読、
などといった不埒で野暮な
試みはやめておこう。
本日はクリニックを2軒ハシゴ。
帰宅後、韓国海苔を肴にマッコリを飲む。
つくづく堕落したもんだぜアタシも。
韓流なんぞハナっから
せせら笑ってたくせによ。
でも。
安くてうまいんだもんな。
許せアタシの美学とやら。
画像はベルリンのブランデンブルク門。
ここを起点に旧東側へ延びる大通りが
ウンター・デン・リンデン。
統一後のベルリンを訪れた際、
かつて存在した壁の厚さ(薄さ?)が
20cm足らずだったことに驚愕した。