甘美な堕落

jazzydays2007-05-29

≪腰まで届く白髪を
 たなびかせた私が
 真っ赤な薄絹の裳裾を
 引きずりながら、
 傲然と胸を張って
 ブランデンブルク門を抜け、
 ウンター・デン・リンデン
 ずんずん歩いて行く。
 自分自身の葬儀に
 参列するために。≫


こんな夢を見ちまうと、
不吉と感じるより
むしろ大いなる「ナニモノか」
に対する畏怖の念を覚える。
真っ赤な死装束。
実にアタシらしいじゃんか。
夢の続きは。


≪重々しい鋼鉄の棺に横たわり、
 フタが締められ、
 セメント付けされるのを
 宙空から見下ろしている私。
 やがて棺は金属製のハンモックに
 吊り上げられるが、すぐに
 がっしゃーん。 
 という大音響と共に、
 深い深い穴に放り投げられる。≫


夢の解読、
などといった不埒で野暮
試みはやめておこう。
本日はクリニックを2軒ハシゴ。
帰宅後、韓国海苔を肴にマッコリを飲む。
つくづく堕落したもんだぜアタシも。
韓流なんぞハナっから
せせら笑ってたくせによ。
でも。
安くてうまいんだもんな。
許せアタシの美学とやら。


画像はベルリンのブランデンブルク門
ここを起点に旧東側へ延びる大通りが
ウンター・デン・リンデン
統一後のベルリンを訪れた際、
かつて存在した壁の厚さ(薄さ?)が
20cm足らずだったことに驚愕した。