大野雄二トリオ+1@ダフネ

jazzydays2007-05-26

狂人?
凶刃?
もとい強靭。

灼熱、疾風怒濤の一夜。


新生・大野雄二トリオ、
鎌倉ダフネにて
パーカッショニスト
初顔合わせ。
パーソネルは。
ピアノ、大野雄二。
ベース、俵山昌之。
パーカッション、横山達治
ドラムス、江藤良人。


レギュラードラマーが前任の村田憲一郎から
江藤良人にスイッチして、
初のトリオLIVEを体験。
始まるなりアクセル全開。
リーダー自ら全力で突進し、
のっけから
「ラストの曲ですか?」
と言いたくなるほどの狂熱演奏。


曲目はスタンダード、ルパン、犬神家、
これまでと大幅には変わらぬ
レパートリーなのだが。
圧倒的に温度が違う。
気迫が違う。
凄味が違う。
聴いてるだけでヤケドしそうだ。
いやヤケドしたぞ確かに。
江藤良人という絶倫ドラマーの
血を得たことで(吸血鬼かよ)、
これほどの新陳代謝が顕現するとは。


店内に一歩入ってまず気づいたのが、
ドラムセットの向き。
通常は客席と真正面の配置。
それがグッと内角寄りだ。
パーカッション&ピアノとの
アイコンタクトが取りやすい場所が
選ばれている。


その効果はテキメン。
今回は大野氏がメンバーを
「指揮」する場面がほとんど見られなかった!
それぞれが互いの音に耳を傾け合いつつ、
自発的に創造的に
音楽が生み出されていく。

耳慣れたあの曲、この曲が
どれも初めて耳にするかのように
フレッシュな響き。


大野LIVEではいつも私と
隣り合わせになる御夫妻、
開演前には
「おや、ドラマーが違う...」
と怪訝な表情を浮かべてらしたのだが。
1st set 終了時には大絶賛、大喝采
エトーの敏捷性、筋力、繊細さ、
いずれも耳の肥えたお二人の
お眼鏡にかなったようである。
やったねエトー
これからもヨロだぜエトー


終演後は大野氏の4日早いお誕生祝い。
パティシエがピアノを象った
ケーキを持って登場。
残念ながら終電目前で
時間切れにつき、
最後まで店内にとどまれなかったけれど。
私と誕生日が1週間違いの大野さん。
同じ双子座同士として、
どこまでも爆走しましょうぜ。


画像は誕生日記念に頂戴したサイン。
「はぁと×3つ」入り特別バージョン
だそうでございます。