『いつかA列車に乗って』

jazzydays2007-05-10

昨日に引き続き、
『乗って』シリーズ。
地味な映画だから、
知らない人が多いだろうけど。
作詞家・荒木とよひさ初監督作品。
http://www.arakitoyohisa.com/atrain_web/



以下、数年前に kayax 名義にて
Amazon のカスタマーレビューに
書いた推薦文を再録。


≪夜な夜なジャズクラブに集まる
 常連客の人間模様が
 切なく描かれています。
 主演の津川雅彦が渋い。
 絶品。
 劇中でサックスをばりばり
 吹きまくる店のスタッフが
 加藤剛の息子、大治郎。
 (改名して現・夏川遼)。
 ハリウッド進出で名を上げた
 栗山千明も重要な役どころ。
 さらには小林桂樹
 愛川欽也峰岸徹などなど、
 ベテラン勢がちょこっとずつ
 現れては消えていくゼイタクな作り。
 そして何より、ジャズクラブ
 「A-Train」のセットにリアル感がある。
 南青山のBと六本木のSと
 鎌倉のDを足して割ったような、
 ホントにどこかにありそうな店。
 派手さはないけれど、
 じんわりしんみり効いてくる佳作。≫


加藤大治郎改め夏川遼は、
セリフ棒読みでホントに
大根なのだが、
アルトの腕前はホンモノだ。
そう言や。
何年か前、中野のとある小劇場で、
彼の父・加藤剛
私の真後ろの席に
座ってたことがあったっけな。
イイ男だったよ。
でも、顔がものすんごくデカかった。


タイトルの読みは、
『いつかAトレインに乗って』なんだと。
ったく。
どいつも、こいつも。
横文字っぽけりゃ
オシャレだと考えること自体、
そもそもダサイ。

いいじゃんかよ、列車でよ。
それと。
ジャズのLIVEに通いつめてる人間が見れば、
こっ恥ずかしくなるようなシーンも
多々あるよ。
でもまぁ。
映画としては、よくできてますわよ。
ちなみに。
日本映画批評家大賞
監督賞&主演男優賞受賞作品
だそうでございます。


画像は恒例(?)自分撮りシリーズ。
題して「タトゥーTシャツと私」。