以前にも紹介した
究極の食品サンプラー、
野瀬泰申(のせ・やすのぶ)。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20070413
彼が作成した外食における
「五段階チャブニチュード判定表」
なる指針がある。
チャブニチュードとは。
「ちゃぶ台を
ひっくり返したくなるような
怒りのエネルギーの強さ」
だそうな。
彼の著書より、
その五段階を引用しよう。
- 作者: 野瀬泰申
- 出版社/メーカー: 三五館
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 単行本
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★チャブニチュード1 二度と来るものかと思う。
★チャブニチュード2 あの店はひどいぞ、と知人に言いふらしたくなる。
★チャブニチュード3 新聞の投書欄に「ひどい店がある」と投書したくなる。
★チャブニチュード4 悔しくて眠れなくなる。
★チャブニチュード5 店に向かって大きな声で「ばかばかばか」と言いたくなる。
ねっ。
そこのアナタも、ここのアナタも。
皆さん、似た経験が必ずあるでしょ?
この判定表にのっとれば。
数日前に私が取り上げた老舗蕎麦屋は、
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20070428
さしずめ「チャブニチュード3」ってところでしょうか。
さて。
ちゃぶ台をひっくり返すと言えば、
星一徹。
いくらカンシャク持ちだからって、
貧しい家計をやりくりして、
せっかく明子姉ちゃんが作ってくれた飯を
ちゃぶ台ごと、ひっくり返すとは何事か!
と、幼き日の私は子供心にも怒っていたのだが。
このたび新たな事実が判明。
一徹の名誉のために記しておくぞ。↓
≪一徹が怒ったときのちゃぶ台を
ひっくり返すシーンは、
後日パロディ化もされた。
ただ実際劇中で、一徹がちゃぶ台を
ひっくり返すシーンは一度しかなく、
それも飛雄馬をひっぱたいたために、
ちゃぶ台も巻き添えになっただけだった。
主題歌の流れるエンディングの映像に
毎回流れる事から、一徹は怒ると
毎回ちゃぶ台をひっくり返すという
印象がついたとされる。≫
以上、Wikipedia「巨人の星」より。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%98%9F#.E3.83.91.E3.83.AD.E3.83.87.E3.82.A3
ついでながら。
頑固親父と言えば、
これまた星一徹。
上記の「チャブニチュード」名づけ親、
野瀬氏は大変、頼もしいことに、
「頑固おやじ改善委員会」
なる地下組織(!)結成へ向けて着々と準備中らしい。
彼によれば。
頑固には、
「いい頑固」「普通の頑固」「悪い頑固」
の3種類が存在し、
委員会の運動は
「悪い頑固の縮小・改善」
「普通の頑固の非行防止」
「いい頑固の育成・顕彰」
を軸に進めたい所存のようである。
以下、野瀬氏の上記著書より引用。
≪客あたりがよく、値段も良心的、
しかし味とサービスには頑固という
「いい頑固」には思い切って国家資格を与え、
頑固二級とか頑固三段とかの呼称を認める必要がある。
将棋のように四段になるとプロと認め、
日本頑固連盟認定の看板掲示を許すことも
考えるべきである。≫
パチパチパチパチ!
こりゃあ、ぜひとも実現してもらわねば。
私も野瀬氏同様、
頑固おやじ系の店は大嫌い。
何故に客がわざわざカネ払って、
畏縮しながらメシを食わねばならんのだ!
そういう店をありがたがる
Mな輩が多すぎんだよ!
えっ?
かく言うアタクシ?
いたって感じのイイ客ですわよ。
ねえ、そうでしょう?
リアルのアタクシを御存知の皆さん。
えーっと。
別途の嗜好はSですがね(爆)。
画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
題して「ナポリタンな春爛漫」。
毒々しい色に萌えますわね。