Q’s Life

jazzydays2007-05-02

隣家の窓にデカデカ
真っ黄色の満月。
近所のスナックから
漏れ聞こえてくるのは、
酔客がカラオケで爆唱する
「花の首飾り」。
そう。
タイガースの名曲。
リードヴォーカルは、
ジュリーじゃないのよトッポよ。
素敵な宵である。


さて。
私が大好きなテナーサックス奏者、
Qさんのニューアルバムが出た。
御年75歳、現役バリバリ。
太々と輝かしい音色。
パーソネルは。
ピアノ、佐藤修弘、吉田桂一。
エレキベース、久末隆二。
ベース、稲葉国光。
ドラムス、チッコ相馬。
と全員、気心が知れたメンバー。


IN MY LIFE

IN MY LIFE


曲目は日頃のLIVEで
親しんでいるものばかり。
聴いていると、
まるでダフネの
カウンターでQさんの演奏する姿を
目にしているような気になる。


アルバムタイトルの
「In My Life」はお察し通り、
ビートルズの曲名。
まさしく。
全体を通して聴いた印象は、
Qさんの今現在= Q's Life そのものである。
「When I Grow Too Old To Dream」
「Trav'lin Light」
「All The Way」
の3曲ではQさんの
いかしたカタカナ・ヴォーカルも聴けるよ。
哀愁を帯びた切々たる歌いっぷりは
いつ耳にしても胸に迫る。


Qさんとの出会いは、
今はなき目黒の SONOKA にて。
吉田桂一トリオのLIVEに、
彼が純粋なお客さんとして現れたのだった。
LIVE に通い始めてからしばらくは、
私のことを SONOKA ちゃんと呼んでたっけ(笑)。


Qさんは見た目もダンディ、
人柄もダンディ。
たまに私がLIVEに姿を見せないと、
「keikoちゃんがいつもの指定席に
 いてくれないと淋しいよ」
と、くすぐったいセリフを吐いてくれる。
私が入院していた時には、
しょっちゅう見舞いメールをくれた。
面と向かって言うのは照れるけど、
いつもありがとうQさん。
これからも、ずーっとファンでいるからね。


画像は久々、食品サンプル・シリーズ。
そろそろコイツがうまい季節ですな。
名づけて「仲良しビール」。