ハンニバル・メーデー

本日はメーデーなり。
むかしむかーし。
旧・クラブチッタ川崎で
「MODS MAYDAY」なる
イベントというかパーティーというか、
日本全国からMODS仲間が
大集合する催しがあって、
朝まで踊りまくったもんだわねぇ。
今もどっかでやってんのかしら?
と思って検索したら、
こんなのが出てきた。↓
http://www.badbee.net/japanese/a-zbands/2005.05.21_modsmayday.html
http://www.thisismodernworld.com/frame/menu-index.html
ちゃーんと健在なのね。
よしよし。
喜ばしい。


さて。
本日は家でおとなしく
寝ているつもりだったのに、
ハンニバル・ライジング』の続きを
読み出したらやめられなくなり、
そのままイッキにラストまで。
翻訳モノを手にするのは久しぶりだったが、
実にズッシリした読後感。
オススメくださったJYさん、ありがとう!
そもそもは。
彼女が私の毒吐き日記に対して、
「主人公のイメージ、かぶってきますわょ…。」
と感想をくださったのがキッカケ。
いやあ、確かに!!!
ハマったハマった。


ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)


羊たちの沈黙』で知られる
人食い博士、ハンニバル・レクター
凄惨な少年時代。
一世一代の復讐劇。
以下に印象的な部分をちょこっと引用。


ハンニバルという少年は、一九四五年、
 雪の中で妹を救おうとしたときに、死んだのだ。
 妹のミーシャと共に、彼の心も死んだ。
 じゃあ、いまの彼はいったい何者か?
 それを形容すべき言葉は、いまは何もない。
 便宜上、われわれは彼のことを
 "怪物"と呼ぶことにしよう≫


心を死なせないと生き延びられない。
それはアゴタ・クリストフ
一連の作品(いわゆる悪童三部作)
にも通じるものがある。


悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

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ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

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第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

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映画『ハンニバル・ライジング』は
このGWに封切られたばかり。
http://www.hannibal-rising.jp/
しかし、自分なりに抱いた原作の
イメージを大事にしたいので、
見ないことにする。
少年時代のハンニバルは、
ブリキの太鼓』で主人公を演じた
幼かりし頃のダービッド・ベネント
みたいな感じがするなあ。
羊たちの沈黙』で
壮年期のハンニバルを好演した
アンソニー・ホプキンス
そのまま子供にしたみたいでさ。


ブリキの太鼓 [DVD]

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