松島啓之カルテット@chip-in

jazzydays2007-04-29

チップイン@中央林間にて、
松島啓之カルテット。
パーソネルは。
トランペット、
松島啓之(まつしま・けいじ)。
ピアノ、今泉正明
ベース、嶋友行。
ドラムス、高橋徹


このメンツを
この店で聴ける日が来るとは。
至福である。
当夜は私が大好きなリー・モーガン
「Ceora」が飛び出した!
2nd set の最後には、
「So What」「Four」と、
マイルス2連発。
願わくば。
お得意の「The Summit」や
「Social Call」も
ぜひ、ここチップインで聴きたかったな。
もしかして。
私が店を後にした 3rd set で
やってたら許さんよ。


帰り際にマスターいわく。
「今夜の松島さん、何か元気ないねぇ」。
それでも。
ここ数日、アタマのコンディションが
パッとしないところへ、
貴重なジャズ友JYさんに
オススメいただいた
ハンニバル・ライジング
(かの人食い魔人レクター教授の悲惨な半生談)
なんぞを読み始めちまって、
暗澹たる気分だった私にとっては、
ほどよい味加減だったかも。


ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)

ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)


さて。
告白すれば。
松島啓之は私が初めてナマで接した
日本人ジャズ・トランペッターなのだ。
今をさかのぼること7、8年前。
とあるヴォーカリスト(バレバレだね)
のバッキングにて、
演奏する彼を聴いたのが初遭遇。
その折の共演者は。
石井彰、安ヵ川大樹、小島勉と、
今にして思えば錚々たる顔ぶれ。


その後。
クラシック音楽
心身共にドップリ溺れ、
長い長い「ジャズ空白期間」を経て、
ふと、彼のことを思い出した私。
発作的にナマ・ジャズを聴きたくなったのよね。
その際。
自然と頭に浮かんだ名前が松島啓之だったのよね。


で。
あちらこちらで、
彼のリーダーバンドを聴くようになった。
LIVEに通い始めた当時のパーソネルは。
トランペット、松島啓之
アルトサックス、今はなき(生きてるけどさ)山田穣
ピアノ、今泉正明
ベース、嶋友行。
ドラムス、広瀬潤次。
彼らの音楽にド派手な
「大見得」や「ウケ狙い」は皆無。
一見、地味な印象なのだが、
個々のメンバーは
非常に濃密で高度なプレイを
繰り広げている。


それは松島自身のアルバムにおいても言える。
彼を再発見してからというもの、
今や入手困難なアルバムを
探しに探しまくりましたわよ。
そのうち「BRAND NEW」「The Song Is You」
「Happy Times」(これは再発され現在も入手可能)
の3枚は見つけ出したが、
1st の「Something Like This」だけは
どうしても見つからん。
誰か譲ってくれ。


ハッピー・タイムス

ハッピー・タイムス


ところで。
世間様はゴールデン・ウイークとやらなんすか?
これなるキツネにゃあ、
全くもって
埒外、無関係、無関心。
かすりもしねぇんで。
まあ、皆様方よ、
ゲロ混みの行楽地・観光地で、
せいぜい楽しんでおくんなまし。
画像は恒例(?)自分撮りシリーズ。
ちょっとした絶望モードが
匂いましたら幸いでございます。