父の命日につき墓参り。
私鉄を下車し、
バスターミナルまでの道を
ゆるゆる歩いてたら、
道に迷った。
桜満開の中、
眼前に現れたるは
小さな稲荷社。
ああ、キミに呼ばれちゃったのねぇ。
同類ゆえ、通り過ごすことはできぬ。
ちゃんとお賽銭を投げて御挨拶。
さて。
リアルの私を御存知の方ならば、
先刻御承知。
これなるキツネ(=私だ)、
人一倍、
いや十倍、
百倍、
喜怒哀楽が激しいです。
気性が激しいです。
だから。
感情を表に出さない人種は、
宇宙人か?
昆虫か?
というくらい理解不能。
それなのに。
今年は桜を見ても、
心底キレイと思えんの。
感動しないの。
あららららら。
どうしちゃったのかしら。
長年の酷使に耐えかねて、
喜怒哀楽モーター(?)が
焼き切れたのかしらん。
そう言えば。
京王線「明大前」に
キッド・アイラック・アート・ホール
ってのがあるよねぇ。
名称の由来はズバリ
「喜怒哀楽」だそうな。
http://www.kidailack.co.jp/index.html
そんな折も折。
駅の公衆電話の上に
打ち捨てられていた、
1冊のフリーペーパーが目についた。
表紙には太々と「蜷川幸雄」の名が。
タイトルは「断固、戦うぞ!」。
うお?
コレって今の私へのメッセージじゃね?
早速、インタビューのページを
破り取り、むさぼるように読みました。
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB000410/tpl/interview01_11/bkn/20070329/id/200703290201
以下、記事より抜粋。
≪カルチャーの正しさと
サブカルチャーの持つ破壊力、
その二つを持つ老人でありたい。≫
≪外国でちょっと評判よかったりすると
「世界のナニナニ」なんてさ、
恥ずかしい田舎っぺみたいな形容されて。
権威化されるのはしょうがないけど、
何でもやっちゃうことで、それを壊す。
オレは何でもアリでいたいんだよ。≫
≪「荒れたい」って思うの。
すさんだ美しい物語が
できないかなぁと思う。≫
≪まさに今は、狂気のように仕事をしてるんだけど。
心と体がいい状態でひとつになっていて
進んでいけるときって、
人生でそう何度もある波じゃないんですよね。
ひょっとしたらこれが最後の波かもしれない。
だからそのままいこうと思ってる。≫
こ、このおっさんにゃ
到底かなわね〜っ!
画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
名づけて「すっくと立つ握り」。
かくありたいと願うものである。