竹内直4→サブカルフェア

(昨日より続き)
Jazz Is から全力疾走。
無事、開演直前に関内小ホールにたどり着けた。
が。ついさっきまで、秋田慎治カルテットを
ヘヴィメタのLIVEかよ!的なノリで
聴いていたせいもあり、
この時点で、すでにエネルギーの限界が
近づきつつあるのを自覚。


で。最初はホール後方で、
おとなしく聴こっかなぁ....、
などと、弱気がチラッと走ったのであるが。
今、まさに始まらんとしているのは、
あの竹内直カルテットよ。
パーソネルは。
テナーサックス、竹内直(たけうち・なお)。
ピアノ、清水絵理子。
ベース、工藤精(くどう・しょう)。
ドラムス、江藤良人(えとう・よしひと)。


この豪華面々、後ろで静かに聴こうってのかい?
そりゃあ、できねぇ相談だろが。
てなワケで。
客席前方へ突進。
運良く(?)最前列真ん中の席がポツリと一個、
空いているではありませんか。


さあ、こうなったら、さっきと同じ繰り返し。
ステージと客席との距離が少々あっても、
あの直さんのLIVEだ。
ふだんジャズクラブで聴いているのと、
アタシゃ全く同じノリになっちまう。
それでも、このバンド初体験の
一見客も多かろう"お祭り"だからして。
直さんの持ち味である
「キレまくり」「イキまくり」プレイは少なめ。


曲目は「Mission」「こきりこ節」
「Thompkins Square Park Serenade」等、
おなじみのナンバー。
しっかし。
ホールで聴くジャズってのは、
どうしても残響が邪魔をする。
ふだんはゴツゴツした感触の清水ピアノが、
ぼわぁぁぁぁあんと上方に拡散しちゃって、
ダイレクトに客席に飛んでこない。
やっぱり、ジャズクラブで聴くのが一番だな。
演奏はキッチリ1時間。
ああああああ。
食い足りねぇよ〜!


まあ、大のお気に入りドラマー、
江藤良人の絶倫プレイを
真ん前で聴けただけでも、よしとすっか。
彼のLIVEに接すると、
「脂が乗り切ってる」って形容は、
現在の江藤良人のためにあるのねぇ.....、
と、恍惚のため息が出るぜ。
マグロの大トロ。
霜降り牛肉。

超ハイ・カロリー。
ごち!


さあ。
ここまで来たら、ゴールは間近よ!
もう一息、大暴れするのよ!>自分
お次はジャズ・プロムナードのトリを飾る
サブカルフェア@KAMOME。
パーソネルは。
ブルースハープ&ヴォーカル、今出宏°。
エレキ、和泉聡志。
エレキベース、坂本竜太 。
パーカッション、伊達弦
上から順番に。
マイ・ソウル・ブラザー、
マイ・ロック・ブラザー、
マイ・ファンク・ブラザー、
マイ・ラテン・ブラザー。


曲目はふだんのLIVEとほぼ同じなのだが
(ラテンあり、ブルースあり、昭和歌謡あり、
民謡あり、エスニックあり、GSあり....etc.)、
今宵の 4 brothers、異様にハイパーテンション!
私の隣席に強引に割り込んできた
変態巨匠オルガニスト、KANKAWA氏が
しきりに人差し指を頭の横でクルクル回しながら、
「ぎゃはははは。コイツら阿呆だな! キ○ガイだな!」
と、ウケにウケまくり。
途中、ステージに乱入し、
イズミのエレキをバックに、
「夢は夜ひらく」をがなり散らし、
ピアノを膝でぶっ叩いてましたわよ。


アフター・アワーズの豪華ゲスト陣は。
和田静男(g)、天野清継(g)、
秋山一将(g)、森田修史(ts)、
力武誠(ds)、大槻"KALTA"英宣(ds)、
和泉聡志(ds)!!!


時計が23時を回る頃には、さすがに疲労困憊。
そろそろ帰ろっかなぁ....と思った矢先に。
イズミが「オレも1曲、歌っちゃおっかなぁ」と、
いきなり「Sunshine of Your Love」を
やり出しやがった。
うおお。
コレを聴かずに店を出る手はなかろう。
最後まで耳を傾け(もちろん立って踊り狂いつつ)、
よしっ、今度こそ帰るぞ!
と、ドアへ向けて歩き出したら。
天野氏が「Born To Be Wild」を弾き始める!
ちょ、ちょっとアンタら。
帰ろうにも、帰れねぇじゃんかよ。
しかし。
もう限界です。アタクシ。
とても、最後まではつき合いきれん。
心を鬼にして、店を出たのでありました。


いや〜。
あまりと言えば、あまりに
中身が濃すぎた 2 days であった。
こういうイベント=(お祭り)は、
ついつい欲が出て、いろんなLIVEをハシゴしちゃうけど、
それぞれのバンドが奏でた音楽の
余韻に浸ってるヒマがないのが玉にキズだ。
やっぱり、1日に1バンドをじっくり
聴くほうが耳にも心にも優しいね。