鈴木央紹トリオ@上町63

約1ヶ月ぶりに体験する鈴木央紹LIVE。
トコロは馬車道・上町63(かんまち・63)。
小ぶりな店だが、居心地の良さは天下一品だ。
鈴木氏、今日の今日まで自分がリーダーを
つとめることを知らなかったとか。
わっはっは。
いいねぇ。その鷹揚さ。
パーソネルは。
テナーサックス、鈴木央紹(すずき・ひさつぐ)。
ベース、高道晴久。
ドラムス、海野俊輔。


1st set は中盤まで、やや抑え気味。
このトリオ、今日が初の組み合わせだそうで
(鈴木&海野、海野&高道は共演経験アリ)、
ちょっとばかし、手探り状態だったのやもしれぬ。
が、set のラストが近づくにつれ、
演奏はグングン熱を帯び、沸騰点間近へ。


2nd set はイケイケ光線まっしぐら。
鈴木氏の持ち味、
夜露にキラめくような
狂気のカケラがたまらん。
ドラマー海野氏は久しぶりに聴いたが、
力強さと繊細さが絶妙にマッチングした辣腕プレイ。
ああ、いいドラマーだなあ。つくづく。
あんまり私を魅了しないでくれよ。
困るんだよ。
いつも言ってるように、
これ以上、我がハーレムに寵愛する王子が
増えちゃうと、大変なんだよ。
ベーシスト高道氏は今宵がお初。
思わず絶句するバカテク、歌心の持ち主。
文句ナシに天才肌。


が。2nd set 途中で飛び入りした高道氏の
友人ピアニスト(from NY)が3曲も立て続けに
場を仕切ってしまったのには興ざめ。
最初は、その輝かしいプレイに
声援を惜しまなかった私だが、
いくら何でも、3曲は「食いすぎ」だろ。
誰のリーダーLIVEなんだよ。ったく。


一昨日から、腰痛に悩まされており、
湿布を貼ったまんま出かけた私。
同席の皆様、メントール臭で
御不快になられたとしたら、ゴメンナサイよ。
LIVEを聴いてる間は、
腰の痛みなんか忘れちゃってたよ。
さすがに、今日はハードリカー系はパスして、
生ビール・オンリー。
音楽で十分すぎるほど酔えた夜でありました。