アキバの女

秋葉原が遠い街になって久しい。
行くのに電車で1時間以上かかるから、
元々「近い」場所ではなかったのだが、
十年ほど前までは、しばしば足を運んでいたものだ。
もうどれくらい出かけてないんだろう。
当然、つくばエクスプレスUDXダイビル
アキバ・イチも未知の世界。


〜ここは地の果てアルジェリヤ
どうせカスバの夜に咲く
酒場の女のうす情け〜♪


そりゃカスバの女だろ。
アタクシが「アキバの女」だった頃は、
幻のクラシック演奏会のLIVE海賊盤
求めてさまよう亡霊でございました。
石○電気ソフトワンの奥の奥の隅っこに
しゃがみこんで、血走った目で
CD-R(CDにあらず)の数々を
あれこれ物色していたオタクな時代が
恐ろしくも懐かしい......。
もちろん、当時から単独・隠密行動派。
一人遊びこそ不良熟女の原点であります。
(単に同好の士が少ないから.....という説も。)


たまには行ってみるかなあ、アキバ。
冥土喫茶で「奥様」と呼ばれるのも悪くないか。
そう言や。これからは執事喫茶の時代らしい。
我が地元にも早くオープンしてくれないかしら。
そしたら「奥様」じゃなくて「お嬢様」と呼ばせるわ。