荒巻BAND on 節分ナイト

jazzydays2006-02-03

節分の夜に野獣が咆哮する
激烈な音楽を聴く。
その源は。
私が愛してやまぬ4人の猛者たち、
荒巻BAND。
彼らが生み出す音は、ジャズという範疇では
到底くくりきれない。
あるのは、巨大で狂暴なナニモノか。
聴き手の心をわしづかみにし、
粉々に砕き、真紅の炎で焦がし、
暴風雨にさらした上、
最終的には再生させてしまう。


リーダーはベーシスト、荒巻茂生。
愛すべき野人。彼が演奏中に感極まって上げる雄叫びは
こちらの心にググググググッと突き刺さり、
思わず知らず涙してしまう。
(ちなみに彼の誕生日は亡父と同じホワイトデー♪)


テナーサックス、竹内直。
フルートからバスクラリネットまでこなす
スーパー・マルチ・リード・プレイヤー。
彼の音を聴くと毎回いてもたってもいられなくなる。
暴力的なまでのせつなさ、とでも言おうか。
彼への熱い思いは過去の日記で書いたので、
ご興味があれば、こちらを参照↓
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20051114


ピアノ、吉田桂一。
彼については多くを語るまい。
と・に・か・く私にとって現時点で日本一のピアニスト。
詳細はこちらを参照↓されたい。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20060110


ドラムス、本田珠也。
彼についても多くを語るまい。
すでに多くの人が彼の氏素性、天性の才能について
あまりにも語りすぎたきらいあり。
彼について知りたければ、とにかく「聴け!」。


さて。冒頭でもふれたが、今宵は節分。
LIVEが行われる野毛のドルフィーに赴く前に、
あわただしく「鬼は外、福は内!」をすませた信心深いこのアタクシ。
鬼も逃げ出す荒巻BANDの音楽には、たいそうな御利益があるぞよ。
確かめたくばLIVEを体験されよ。
一聴して逃げ出したくなったとしたら。
アナタは相当な怖がり。
あるいは鬼の子孫に相違あるまい。



彼らのCDはエアプレーン・レーベルより発売中。
画像は昨年リリースされた最新ライブアルバム。
http://www.airplanelabel.com/aramaki/index.html