じゃがヂカラ

まいど。
蕎麦、じゃがいも、ビール、
ときどき肉で
浮世の体が構成されてる
古ギツネだす。
(魂の大部分は日の丸)。
じゃがいも=米以上に命の糧。
煮ても焼いても揚げてもウマイ。
ただ。
ポテチとポテサラと
皮つきフライは
受けつけねえ。
愛すればこそ、
人生のパートナーだからこそ、
好みは譲れまっせん。
譲りまっせん。


たんぱく質も穀類・根菜も、
火を通せば余計な
味つけはいりませぬ。
ゆで卵(hard boiled!)、
ゆでジャガ、
ゆでニンジン、
ゆでモロコシ、
豆類、
カタマリ赤身肉、
塩、コショウ、バター。
それだけで
完璧に豪勢なゴチソウ。


欲を言えば
すべてウェルダン好みじゃの。
生野菜って
信用してないのよ。
少なくとも
不肖キツネにとっては、
歯触りや爽快感を楽しむ
合いの手という
存在以上にはならん。
半熟や生焼けを忌避するのは、
祖先の遠い記憶ゆえか?


経験からの手痛い学習。
繊細さは生命力を摩耗させる。
生き延びるには、
手持ちの能力を
減衰させるしかない。
ストレスは万病の元。
と。
わかってはいても、
一定の閾値を超えると
感覚が鈍化し、
機械的に万事淡々と
やり過ごすようになる。
喜怒哀楽の浮き沈みは減り、
ロボット化する。


でなきゃ、
しのげねえ。
んで。
気づいた時には入院だ。
せいぜい。
じゃがいも食って
生き延びようぞ。
ちなみに炊飯器は
一昨年、捨てた。
スカッとしたぞよ。
あーっはっはっは。