昼夜カタルシス

jazzydays2018-02-23

奉祝・皇太子殿下御誕生日。
女子フィギュアスケート
宮原知子の凛とした
演技に思わず落涙。
あれでメダルに届かないとは、
強豪が揃いすぎ。
レベルが高すぎ。
しかし金のザギトワ
技巧に走るあまり、
サイボーグのよう。
情感豊かなメドベージェワのほうが
はるかにアーティスティック
だったと思う。
不肖キツネ的には
金=メドベージェワ、
銀=ザギトワ
銅=宮原。
同意見の人が国内のみならず
国外にも多かったな。


ものすんごく久しぶりに
ジャズの生演奏を聴きに出向いた。
トコロは長年にわたり
忌避してきた左の巣窟、
中央線・吉祥寺である。
何でまた。
そりゃあ荒巻BANDだからよ。
先日。
夢に出てきたので
懐かしく恋しく思い、
調べてみると折よく演奏予定を発見。
が。
吉祥寺かよ!
クソ遠いし大嫌いなお花畑文化圏。
悩んだものの、
結局は行こうと決意した。


現場で聞いてビックリ、
今回が実に4、5年ぶりの
LIVEだというではないか。
こりゃあ天の思し召しでしょう。
ハコは老舗のサムタイム。
パーソネルは不動の4人衆。
ベース、荒巻茂生。
フルート&テナーサックス、竹内直。
ピアノ、吉田桂一。
ドラムス、本田珠也。
正確には
ジャズじゃない。
ロックでもない。
日本的情念に裏打ちされた
魂の咆哮は
荒巻BANDとしか
呼びようがない。
唯一無二。


吉田桂一は今も昔も
最高にして最愛のピアニスト。
竹内直もまた
不肖キツネにとって
日本いや世界で一番の
サックス奏者である。
約7、8年もLIVEを
離れていた身としては、
喪明け(笑)一発目は
彼らのうちどっちか、
と決めていたのだが、
一気に両人を聴ける機会に
恵まれたというワケじゃ。


メンバーは全員、
それなりに年を重ねてはいたが、
火傷しそうな疾走感は
ぜんっぜん変わっていない。
よくもまあ。
こんなにも長く
聴かずにいられたものだ。
じっとしていられない。
ヘッドバンギングの嵐。
唸り声が勝手に出ちまう。
涙がほとばしる。
全く耳にやさしい音楽ではない。
ジャズをオシャレなBGM
くらいにしか思ってない
ヤワな奴らには絶対に
オススメしません。
荒々しい脈動のたうつ
土俗的プログレハードコア。


はるばる敵地まで
行った甲斐があったというもんだ。
昼間は宮原に泣かされ、
夜は野獣4人衆に泣かされ、
非常なるカタルシス
濃ゆい1日でありんした。
次回LIVEは6月に決定。
もっちろん行くぜ。
生きてればね。
とか言いつつ
もう予約しちゃったもんね。
これを機にLIVE道を再開?
ないない。
絶対にない。
本当に大事な音ってのは、
ほんの少しだけあればいいんだわ。