カルマとカルト

読み出したら止まらない!
スリリングな新刊2冊。
ひとつはカルトの村に
生まれて19歳まで
暮らした女性が綴った
実録コミックエッセイ。
現在35歳の彼女はシャバで
ごく普通の結婚生活を営んでいる。
カルトの名称は明らかに
されていないが、
読めば即、推測される。
そう。
あのヤマギシ会に相違ない。
私有財産の否定。
集団生活。
自給自足。
つまるところ、
原始共産コミューン。
その内容は読んでのお楽しみ。

カルト村で生まれました。

もうひとつは
ネットワークビジネス、
いわゆるマルチ商法を
扱った生々しい小説。
自己啓発系の洗脳にも似た
アブナイ世界の描写に
グイグイ引き込まれる。
ヤッバぁ。
コワぁ。
登場人物たちの会話文が
非常にリアルで、
ゾワゾワするぜよ。

ニューカルマ

2冊とも危険な魔力満載。
コワイモノ見たさで読んで
裏切られることはありません。
太鼓判。